友達がいないけれど偉大なる魔女プアン様。
そんな彼女が従者以外の人と関わりを広げる友達ほしいぞコメディ。
甘えん坊の引き籠もり力と超魔力の持ち主が故に
なかなか友達までこぎ着けない彼女に友達は出来るのか！？
高瀬飛鳥先生による魔女ワールドはじまります。
引きこもっていたプアンが、珍しく魔女会に出席しようとして出会った新人魔女ミルヴィア。
彼女との出会いが、プアンの人間関係を広める切っ掛けになったと言える本作。
変なところポジティブだが、友達いないのを拗らせすぎて
いざ友達ができるという場面でマイナス思考にるプアン相手に
めげずに友達になろうとするミルヴィア。
友達だと思ってる→あれ違った？という勘違いから
端から見れば友達と言って良いだろうという間柄でも
なかなかお互いの認識では友達同士という事にならない。
友達になりたいとお互い思っている状態という。
でもミルヴィアが遊びに来てくれるので、仲は良くなっていきます。
広がる人間関係
ミルヴィアの知り合いである
プラネットという新米魔女を紹介してもらうプアン。
SSランクのプアンは全てを兼ね備えた魔女であると期待するプラネット。
いざ実物に会うと、あまりの子供っぽさに幻滅。
しかし、勝手な理想を押しつけてたのを反省するプラネットは
次に来たときは感動するくらい偉大な魔女だと教えて欲しいと告げる。
さすがミルヴィア、良い子を紹介してくれた。
帰り際にプラネットのAランクお祝い魔法を見せるプアン。
それを見たプラネットは凄すぎると感激。
偉大な魔女である事をすぐさま示す事が出来たプアン様。
流石はSSランクの規格外魔女。
感激しすぎたあまりプアンを師範と呼び出すプラネット。
こうしてプアン様の友達作りはまた失敗してしまうのでした。
SSランク魔女エーデルツヴィッカー
プアンと同じ数少ないSSランクのエーデル。
どうやら森の長老より最年長の魔女らしい。
長老から手紙を届けるように言われエーデルに会いに行くプアン。
食事と称してプラネットにキスをするエーデル。
どうやら不死に近い身体を持つ魔女エーデルは
キスで他人の魔力を吸って生きているらしく
手紙を届けに来たプアンとプラネットが餌食に！
いよいよプアンの番となったところで
そういうの(キス)は友達になってからと、的外れな事をいうプアン。
しかし、エーデルは友達になるくらいなら
飢え死にした方がマシと答える。
不死のエーデルは過去に親しい友人との別れを繰り返してきたらしい。
そして相手に自分と同じ辛さを味わって欲しくないという。
変人かと思われたエーデルだけど、実は孤高の寂しさを持つ者だったようだ。
友達が欲しいプアンと、自分一人残して先立つ友人はいらないというエーデル。
SSランクで変わり者が故に周囲から距離を置かれている二人。
寂しさという共感ではどこか似ているのかもしれない。
一人だけ長生きする辛さはわからないけれど
友達がいなくて寂しい気持ちはわかるプアン。
心なしかプアンも、普段は新米魔女たちには
言えなさそうな台詞をスラスラ言えてる。
これがSSランク同士のシンパシーなの！？
しかしながら、友人の申し出はお断りされる。
絶対に無理とまで言われる。
なぜならエーデルはプアンに惚れてしまったから。
うん、惚れてしまったなら仕方ない。
「ずっと側にいるなんて簡単に言うけれど保証できないでしょう」
そう言ったエーデルに、ぐずりながら保証できるもん…と言ったプアン様。
これまた保証してしまったなら仕方ない。
過去の発言は取り消せないぞ（何
こうして友達はできなかったけど、恋人はできた(?)から
めでたしめでたし？
プアンに友達ができる日も近い
ポンコツ魔女コメディと見せ掛けて
拗らせが実は深刻だったりするプアン様。
従者たちはイケメンだけど、保護者だったり苦労人だったりで
百合的な障害にはならない。
魔女の友達を作るのが大正義なんで！
実はもう2巻読んであるけど。
エーデルさんに頬キスするプアン様とか
その行為がますます惚れさせてる無自覚すぎでは。
そして2巻では他の地区の長老たちの会で
魔女社会におけるプアンの立ち位置がわかる。
意外に重めな雰囲気ある会議かと思えば
何だかんだで他の区の長老たちも良い人達そうなのが安心。
プアンと友達になりたいミルヴィアは、プアンの事をもっと知りたい。
しかし、プアンはミルヴィアの抱える事情をまだ知らない…
2巻からコメディと共に深みを増す背景により、お話も一段と楽しみになりますね。
そんな2巻の紹介はまた後日！
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