西沢5㍉先生のオリジナル百合同人誌「元カノに幻想を抱くなバーカ」
からかい目的、上から目線だったある行為から全ては始まった。
時を超え、いま運命の歯車が回り出す。
元カノと再会
大学新入生歓迎会の初接吻は何歳？という話題にて
「恥ずかしながらまだでして…」と答えた早見ゆうか
それを聞いて信じてました早見サンッッ！と沸き立つ男達。
とはいえここは群がってくるハイエナ野郎どもがいない優しい世界。
安心して最高の百合漫画を読み進めよう。
しかしながら早見さん実は経験ありました。
お相手は中学時代のある少女
上から目線で早見さんから行ったのが初。
それも若気の至り、遠き日の記憶…
そんな時に初接吻「私14」と答える人物が！
彼女の名前は町野のぞみ
似てるのも当然である。
本人なのだから！！
それにしても小悪魔的笑顔が可愛い。
－向き合おう黒歴史－
歓迎会も終わり、改めて久しぶりと挨拶を交わす二人。
かつての相手は純情可憐な文学少女から
ロックでパンクな少女へと変わっていた。
中学時代は百合マンガが好きなだけだった町野さん
百合マンガを置き忘れた影響である噂が広まってしまう。
そんな彼女を本当に目覚めさせたのは
他でもない上から目線で近づいてきた早見ゆうか。
町野さんにとってはそれも淡い青春の思い出。
彼女が変わるキッカケとなった出来事なので、良い思い出として記憶されている。
それをノーカンで黒歴史にされるのは
むかつきますよねぇ
そして町野さんは以前のおかえしとばかりにいきなりのチゥ。
格好良すぎる。これは早見さんもヘナりますわ。
翌朝、中学時代に自らがしたことを改めて思い返し
しかしながら、当然そんなこともなく
「あれあれ？付き合う流れじゃないの？」と困惑する早見さん。
あれは何となくと町野さんに言われ早見さんはプンスコ
授業があると去って行く。
町野さんはそんな早見さんの背中を見つめ
「コッチ側じゃないし、どうせ付き合えないならあれくらい良いじゃん」
と思うのであった。
本当は早見さんもう付き合うつもりだったんだけどね（何
彼女は高校生時代を何事もなく過ごしてた純情乙女でしたから。
それからの早見さんは大学ライフを満喫しようとするが
なかなか上手くいかず空回り
これは彼女の経験からくる言葉である。
ん…と早見さんにもその言葉が意味する心当たりを感じた様子。
それにしても口元を拭いてあげてる町野さん可愛い。
ドキドキするお相手は…？
男ダメだった？と聞いてくる町野さんに対して
何人か付き合ったけど全くドキドキしなかったと答える早見さん。
ふーんと答えた町野さんは、何を思ったかズイッっと近付く。
赤面してちょっと顔をそらして「なに……」と絞り出す早見さん。
「女がすきなんじゃなくて
町野さんにだけドキドキするみたい
あ 私町野さんの事がすきなのか」
早見さんいきなりの告白。
このコンボには町野さんもへぁっ？と面食らう
「とっかえひっかえの内の一人になりたくないんだけど」
「し しないっ」
「付き合うと避けてくるしなー…」
「昔の話！」
微笑ましいやり取り。
ありがとう世界。
「ほんとかな～ぁ
だってまた私とできんの？？」
色々確認して余裕を見せてる町野さんだか、その表情には若干の不安も感じさせる。
「むしろ…してほしいかも……かも……」
と答える。
してあげよっかの早見さん、してほしい派に！！
可愛すぎてこれには町野さんも「はぁ～～！？」ですよ
なんなんだお前ですよ
可愛すぎて何なんだお前ですよ！！
して欲しいなんて言われたら、悶え狂う気持ちをはぁ～～！？って発散するしかない。
「今回は黒歴史になんないといいね」
これが町野さん流の告白の返事。
この二人の身長差よすぎて好き好き。
してあげよっか
そう、この言葉が二人の始まり。
ずっと弄りネタにできるくらいの始まりの言葉。
1コマ読み進めるごとに更なる理解が深まる
・町野さんのビジュアルについて
・早見さんが中学時代に比べて大人しくなった原因
・好きになった理由
・歓迎会に参加する気になった町野さん
など二人の関係に対する理解が深まる小ネタが盛りだくさん
・町野さんのビジュアルについて
垢抜けたかったというのもあるが
変な男が寄ってこないようガードする意味も兼ねているという。
確かに、それにしても時を超え、二人が親密な間柄になって嬉しいですのぅ。
中学時代は付き合ったものの、特別親密な交流はなかったろうし…
・早見さんが中学時代に比べて大人しくなった原因
かつてはイキり上位の早見さんだが
高校に入って太ってしまった事が原因で大人しく。
周りの反応が変わったのを実感したとのこと。
相手の体型で態度変えるような人間は
その人の本質を見ていたわけではないはず。
窮地に追い込まれた時に本当の友人がわかるみたいな
上辺だけの付き合いはその時に判別できるね
・好きになった理由
今の町野さんを形作った原因
それはしてあげよっかの早見さんだった！
そしてそんな彼女に近づいた早見さん。
当時の早見さんにとっては何のときめきも感じなかったキスだが
町野さんにとってはときめいたキスだった。
中学時代にときめかせた女に
巡り巡って大学生になってドキドキさせられる
いいですね。
それにしても町野さんをツインテにしてる早見さん深いな…
ツインテと言えば中学町野さんだし。
これはアレですね。
あの頃を新たにやり直しというか
・歓迎会に参加する気になった町野さん
大学の歓迎会、町野さんは最初は不参加予定だった。
しかしながらちょうど行くと答えていた早見さんを発見したことで参加を決意。
雰囲気変わった可愛い早見さんにずきゅーん打ち抜かれてる。
なんていうか、一目で惚れ直すとかやっぱり好きなんだなぁ（にやにや
この二人に幸あれ
町野さんは目覚めが早かったのと自然消滅させられた分
またいつか通過儀礼にされちゃうかもしれないと思っている所がある。
女同士で付き合う事に色々と将来について不安なとこありそうですが
今が幸せならと…また付き合えるようになった現状の幸せを噛みしめている様子。
でぇじょうぶだ！
中学時代の早見さんならともかく、今の早見さんなら
でぇじょうぶだオラが保証する。
学生時代の狭い価値観と
大人になって相手の価値感を認められるようになった価値感は大きく違う
これは自分自身そうだったからわかる。
そう知人のあまりにもな衝撃的カミングアウトに、ありえないって思ってしまったあの頃…
まぁ、この話は置いておいて…
言いたいことはですね
今の早見さんは町野さんにドキドキして好きだって自覚してるんですよ。
この差はでかい。
中学生時代の昔の価値観と大学生になった今の価値観は
もう若気の至りとか、思春期特有のとか越えちゃってますから（何
だから大丈夫でしょ
黒歴史とか通過儀礼とかにされちゃうことなく
おばあちゃんになるまで末永く一緒にいてやがってください！
愛する人間と一緒に年老いる
西沢5㍉先生といえば初単行本の
「私の初めて、キミにあげます。」のわたきみが発売されています。
百合ではありませんが、先生の描く可愛い女の子が魅力的だから当然買いましたとも。
どれも儚さとドキドキが詰め込まれていて、特に「65年を君と」が好きですね。
ドキドキする恋と同じように、一緒に老いる幸せも人間にとって大切だと思われる。
「一人の人間を愛することは、その人間と一緒に年老いるのを受け入れることにほかならない」
アルベール・カミュ
西沢5㍉先生が百合描きたくなった時にまた描いて頂いて
またそれを楽しみに読ませて頂きたいと思います。
※わたきみは百合ではありません。念のため。
でも西沢5㍉先生の描く女の子の魅力は満載だゾ
