『推しが武道館いってくれたら死ぬ3巻』アイドルとファンの激アツフェス開催中!

百合漫画

夢に向かってがんばるアイドルも、応援するファンも一生懸命。
平尾アウリ先生の推しが武道館にいってくれたら死ぬも3巻目!
なんていうかアイドルとそのオタク、どちらも凄いって言いたくなりますね。

そして「このマンガがすごい!2017」オトコ編
第12位ランクインおめでとうございます。

1巻の記事はこちら。
2巻の記事はこちら。

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事故ってバイトができなくなったえりぴよ3巻で完全復活。
今まで積めなかった分、猛バイトで稼ぐことに。

舞菜の為に働くのチョー気持ちいい!!
舞菜の血肉となるなんてさいこー!

誰かの為に…それだけで人は働く意義を見出せるんだ。
お金を稼いだその先の未来こそが本当の報酬。

しかし、えりぴよも超人ではなかった…
あまりの疲労に川に転落。
骨折とは違って、目覚めたその日に会場に行くことはできたが
もう既に現場は撤収作業中。

今CDを買っても既に終わった人気投票の結果に影響しない…
それでもえりぴよはCDを売って欲しいと言う。
舞菜ちゃんの為のお金、舞菜ちゃんの為に使いたいだけですから

例え投票結果に繋がらなくとも
舞菜の為に使うと決めたお金は使い切る。
まるで宵越しの銭は持たねぇ江戸っ子のようだ。

一見すると無駄にも思える消費。
正直、石油王じゃないんだから無理しないで良いと思う。
しかし、そんなえりぴよの気持ちが伝わるくらいの事があったって良い。

その後、スタッフのお姉さんは舞菜に
えりぴよがCDを全部買ってくれた事を伝える。
それを聞いた舞菜は、えりぴよさんに会えるかもしれないと急いで帰る事に。

そしてエスカレーターでえりぴよを見つけた舞菜。
声を掛けようとしたが、自分のCDを抱えてるえりぴよを見て
嬉しさと幸せで胸がいっぱいに。

私は幸せだってえりぴよがライブ中にいないと落胆した分、喜びもひとしお。
次の握手のときに一番に幸せだと伝えようと心に決めた舞菜。
こうしてえりぴよが気付かないまま、舞菜の好感度上がってるのでした。

オタクの応援スタンス

えりぴよ、くまささん、基さん。
同じアイドルグループのファンであっても
それぞれ推しは違うし、応援の立ち位置も違う。

くまささんの前グループの時から応援し続けて
その成長を見守るアイドルとファンの二人三脚感。
基さんは人気投票下がって、後列の方が目立たなくて人気も出にくいと思ったけど
いざ後列を目にしたら、僕ががんばらなかったからと後悔するヘタレガチ恋勢。

あれでこそれおれおと他のファンの交流も堂々たる見守り、さすがくまささん。

えりぴよは鬼気迫るくらい人生捧げて舞菜推ししてるから
他のオタクから怖いと思われていて、結果的にそれが舞菜のオンリーワンになれる結果という
特殊な立ち位置の流石は主人公(?)
舞菜はえりぴよに任せておくのが一番
周りが引くほどにえりぴよが舞菜ガチだから、半端な気持ち程度のオタでは
舞菜はえりぴよに任せておくのが一番という結論に達する。
舞菜ファンが今ひとつ増えないのは、えりぴよが舞菜のガーディアンだかr

舞菜とえりぴよ

ただ一人でも自分を一途に応援し続けてくれる人がいる…
それはとても心強い。
私のなかでは最初からずっと一位
えりぴよからしたら、人気投票関係無く最初からずっと舞菜が1位。
そんな一途なえりぴよが舞菜の中で大きな存在となるのは自然なこと。
(しかしながらファンが増えないのもえりぴよに責任があるないよ)

舞菜がかわいいサンタさんになってるー!
去年は恥ずかしがって着なかったサンタ衣装を
ファンの人(えりぴよ)は見てくれるからと今年は着ることを決意する。
やはり、かわいい服着て欲しいと伝えたのが良かった!

そして年が明けての舞菜の誕生日。
誕生日にえりぴよさんに会えたのすごくない!?
あーやは舞菜に対して、えりぴよがメイド喫茶に来てる事をフォローするが
舞菜は誕生日に出会えた奇跡みたいなプラスの捉え方以外していない。
えりぴよさんはたまたまメイド喫茶に来ただけという
もはやえりぴよに対して盲目に近いまでの関係が築けている。

すごい自信だなオタクが自分の事そんなに好きだってあーやも呆れるほど、舞菜のえりぴよに対する信頼がすごい。
本人不在の場ではこれだけ相思相愛なのに
対面するとちょっとズレてる意思疎通をする舞菜とえりぴよ。
このすれ違い具合がラブコメ的。
学園モノならあーやは間違いなく、2人の仲を取り持とうとしてくれるタイプ。

アイドルとしてのファンとの向き合い方は
れおや空音の方がプロという感じはするけれど
えりぴよと舞菜の物語としてはこの関係が最高なのだ~

オタクじゃなく1人の人間として、1人の女として
積む以外で2人が向き合える日は来るのか!?

ChamJamメンバー事情

メンバー間の仲の良さは3巻でも健在。
初詣に手を繋いで来てる眞妃とゆめり。
18話の扉絵は完全に2人のバレンタイン!!
絶対に推し武道世界の生もの百合オタが注目する王道カプだよ~

久しぶりだね、落ち着く
後列に下がった空音と5人でやるライブで久々に並び立つれお。
このやり取りだけで、2人の信頼関係ってのがバシバシ伝わってくる。
空音はファンからもグループ内でもあーやに誤解されてたりするけれど
こうして信頼できる相棒というかパートナーというか
れおがいるから強くがんばれてる面あるだろうなぁ…

舞菜と優佳

優佳はバカで空気読めないけれど
この娘…デキる感が半端ない。
舞菜ちんはぐれんなよ~
優佳と舞菜の初詣。
はぐれないように舞菜の手を自然と握る優佳かっこよすぎ。
「アイドルじゃない舞菜ちん久しぶりに見た」とか言うのも
常日頃から皆の事を見てないと言えない台詞である。

優佳には武道館でセンターを飾るという目標がある。
しかしセンターは奇数じゃなきゃ居ない「だから7人じゃなきゃね~」と言う優佳。
舞菜はピンと来てなかったようだけど、空音の誤解騒動もあった事から
単純にセンターに立つ為に7人必要という意味だけでなく
今のChamJamが好きだという気持ちが見て取れる。

そしてメンバー全員が2月まで揃わないと残念そうな優佳。
誰とでも仲よさそうだし、優佳のグループ愛が感じられる初詣でした。

細やかな配慮ッ…

最後に地下アイドル荒しのイケメンが出てきましたが
あとがきで「不穏な展開にはなりません」とのこと!!
平尾アウリ先生の「まんがの作り方」で弟君の扱いを見ていたので
イケメンもChamJamに相手されないなーという確信はありましたが
こうして一言お墨付きを頂くと更なる安心を得られますね。

百合オタって(とうか自分?)は男出るとすぐ不安になっちゃうんで
このような気配りをして頂けるとは、感謝の極みでありまする。

推し武道は元からくまささんや基さんという男キャラいますが
親しみやすいオタク像って感じなんですよね。
カウントダウンみた?れお推しのくまささんがカウントダウンのTVで写ったようで
仲間内でキモかったと言われますが
それと同時に推しと一緒に年越しできる幸せも
同じグループのファンであるえりぴよ達にも伝わったようで。

自分は某アイドルグループのファンである知人に誘われて
一泊二日でライブに行ったことがあるので思うんですが
ライブ会場ってアイドルと、老若男女のファンが作り上げるパワースポットみたいな
そんな熱気とか活気を肌で感じました。
そこにいたファンの方達も楽しそうで幸せそうだった。

だから、普段は男にリソース割いて欲しくないという内なる悪魔が住まう自分でも
れおとくまささんの純水なアイドルとファンのやり取りって
良い場面だよなぁってしみじみ。
安心して男オタを見守れる推し武道。
まさに百合漫画でありながらドルオタ漫画でもあるのだな~

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