『プリキュアコレクション魔法つかいプリキュア!1巻』みらリコ派のバイブルとなる一冊。

『プリキュアコレクション魔法つかいプリキュア!1巻』みらリコ派のバイブルとなる一冊。 百合漫画

上北ふたご先生のみらリコ本ワクワクもんだぁ!
超高濃度みらリコ成分を圧縮して生まれた本。
「みらい&リコの子育てデイズ♡」
まさにその通りだよ。

最終話まで見たアニメの感想はこちら。

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漫画版のすごい所。
話がアニメ以上にみらリコに全振り。

プリキュアとして変身した回。
2話:ピカゴロ雲(3月に活発化するいたずら精霊)
3話:自分達の魔法によってモンスター化した植物
描き下ろし
以上。

どれも闇の勢力とは関係ない敵なので、オーバーキルな必殺技の出番がない。
あとはひたすら仲を深めて育児をするラブラブ日常漫画です。

自己啓発の指導者:朝比奈みらい

言葉には不思議な力がある。
自身に掛ける言葉を間違うと自分の限界を自分で決めてしまう。
リコも自分は落ちこぼれだと、無意識に決めつけてしまうタイプだった。自分に魔法かけてるそんな魔法はないと笑い飛ばすリコ。
まぁ、自分から望んで悪くなる魔法を掛ける人はいないのは当然と言える。
ほらねまた自分に魔法かけてるしかし、人は無意識にも言葉を操る。
それがプラスの力を持つか、マイナスの力を持つかはその人次第。
考えるのが得意なとこいかさなくっちゃ考えずに動くみらいミラクル、考えすぎて動けないリコマジカル。
正反対の2人だけど違っているからこそ相性はバッチリ。

みらいはアニメのペガサス回で「できる。できるって信じれば何だってできる」と
プラスの言葉を操り、己に魔法を掛けて空を飛ぶことに成功した。
自分ができると信じれば、必ず成し遂げることができる。
そう教えてくれるプリキュア。

みらリコの甘い匂いがするモフな日常

ナシマホウ界で子育てをするみらリコ。
わたしが大黒柱として支えなきゃ大黒柱としてみんなを支えなきゃと決意するみらいママ。
中2にして完全に家庭を持った人間の考えじゃないですか。

はーちゃんにすりすりして、好き好きする甘々なみらいと
立派に育てる為にしつけと英才教育を始めなきゃと思うリコ。
性格の違いが現れてますなー

リコ嫉妬回や、はーちゃんハチャメチャ大混乱育児回など
アニメでは見られなかったみらリコが満載。

特にリコが曇る嫉妬回なんてレア中のレアだし
みらいの友達に嫉妬してるモフわたしと友達どっちを取るつもりってスネてるモフモフルンの百合アシストがド直球。
流石は百合熊モフルン。

パジャマデートしない?夜空をメッセージボードにするみらリコ。
目撃者がいても特定されなければ良いという、スケールのでかい魔法使い放題。
このパジャマデート、2人乗りのみらリコだけでデートさせてあげるという
空気詠み人モフはーの理解度。

最後にクラスに溶け込めたリコを見て
「わたしのリコが独占されちゃってるよ~っ」っていうみらいの愛も重い。最高!

カラフルスタイル

プリキュアになって戦う機会は少ないので
各スタイルは話の合間にイラストが掲載されています。

1.後ろ手に何かを持って向き合うみらリコ。
2.小指を絡めて誓い合ってるダイヤ。
3.箒を手に持ち腕を組んでいるルビー。
4.Cの形をした月に膝を立てて座っているミラクル
  その膝の上に手を重ねて身体を預けているマジカルなサファイア。
5.(見えないけど)手を繋いでいるであろうトパーズ。
6.箒を持って相手に視線を向けるダイヤ。
7.川の字のようになって寝ているみらリコモフはー完全に親子。

どれも素晴らしい。
中でもトパーズ…天才の発想かよ。
三つ編みのクロス三つ編みのヘアスタイルをそう使ってきますか…
これもう、ある意味で手錠みたいなもんでしょ。
「離れない」「離さない」そんな気持ちの籠もったクロス。

時々で良いからトパーズ変身時に合体事故でこうなって欲しい。

みらリコを更に補強する描き下ろし

描き下ろしに関してはネット上の情報にて賛否あり
大まかにどんなものかを把握していました。
だから実際に読む前に色々と想定していました。

想定した展開:王子の上半身は服を着ているとする男装説。
これなら実は女性であるという可能性に、持って行けるのではないかと妄想。
しかし
実際の王子はB地区や鋼のシックスパックを惜しげも無く披露できるTHE男人魚。
事前に想定していた可能性は露と消えた。
流石の百合やくざでもこれを男装と言うのは難しい。

とはいえヘテロ展開に瞳を曇らせてはいけない。
なぜなら、このお話にもみらリコ要素が
これでもか!これでもか!と詰め込まれているからである。

みらリコは愛

呪いでサメになっていた王子は、三日以内に愛を得ることができなければ泡になるという。
心優しいはーちゃんは愛とかよくわからないけど王子を助けたいと思い
みらリコに「”あい”をだす魔法をおしえて!」とお願いしてきます。

ステキな相手と出会ったみらリコたった三日間で真実の愛は難しい。
「よっぽどステキな相手ならアリかもだけど……」
何この「自分たちは短期間で真実の愛を見つけましたけどね!」みたいな感じ
隠しきれないみらリコの甘い匂いモフ。

愛のはじまり…どんなときにきゅんとしてドキドキするか?

みらリコがお互いにきゅんドキする時

すごい知識をもってたり、なにかに真剣に打ち込む姿!→はい、完全にリコのこと。
頼りがいや優しさ、ピンチに守ってくれるとかは両者当てはまる感ある。
どちらにしても、完全にみらリコがお互いきゅんドキした愛のはじまりについて
語っている場面である。

そして王子が海の泡と消えようが、海の汚物となろうが
自業自得とキレるリコちゃんママ。
そこにシビれる!あこがれるゥ!

でも厄介なことに呪いは、王子以外の男人魚も道連れに泡になってしまうらしく
全ての女人魚の憎しみを受けさせてから、王子を消すという恐ろしい呪いだった。

愛とは…?

本当の愛はけっして誰も傷つけない。
そう呪いの魔女を諭すマジカル。

本当の愛は誰も傷つけない

ここで見つめ合うミラマジ。
もはや自分達の関係こそが本当の愛だと言っているようなもの。

はーちゃんの愛により王子の呪いは解け、最後にことはと王子はお別れになります。
ここで入るナレーション
「真実の愛を知った2人だからこそ
 お互いの道を尊重しあって、遠くから見守る約束が交わせたんだね……」
この文章を見て何か気付く事がある。

これはみらリコにも当てはまってしまうのでは?

みらリコは真実の愛を知った2人です。
そして魔法界とナシマホウ界という異なる世界の住民です。
お互いの道を尊重しあって、見守る約束を交わす事になる可能性もあるのでは…?

ヤダ!小生ヤダ!
みらリコにはずっと一緒にいて欲しい!!
離別エンドになったら泣く女児。
でも離別は再会への最高のスパイスだと思ってる女児。
最終回泣く用意はできてる。

でも魔法界側の人間って結構ナシマホウ界に入り込んでるし
魔法界とナシマホウ界の繋がりを、次元的に断たないと倒せないラスボスでも現れない限り
離ればなれになってもカタツムリニアでびゅーんって会えるよね(何

それでも9話で片時も離れたくなかったみらいちゃんは泣いたんや…
みらリコ視点で見ると、この一冊全てがみらリコになる。
やはりこれは紛う事なき、みらリコ公式ゴッドブック。
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最後に「おいこされたモフねー」とみらリコを煽るモフ氏。
我々は愛を育み、子育てをして家庭を持っているみらリコは
既に高次の存在かと思っていたが、モフルンは更なる先を望んでいるらしい。
俺たちの考えは甘かった、さすがはモフルン先生だ…

性別を判別できる肌

描き下ろしの王子はサメになる呪い以外に
女にだけ効く猛毒も身体に仕込まれています。
魔女二段構えの策。

モフルンシビれる

ぬいぐるみのモフルン、呪いの効果を受ける。
やはりモフルンは女の子だった???
みらモフワクワクもんだぁ!

ここからは描き下ろしを考える

ことはに関しては見事なまでの少女漫画って感じなので
ここからどうにかなるとすれば、王子と魔女がデキるという路線ですかね。
サラマンダーより、ずっとはやい!!

漫画は完全オリジナルストーリーな上に描き下ろしですから
アニメに影響する可能性はほぼ無いと思えるのは唯一の救いではありませんか?
良くも悪くもパラレルワールドという利点。

アニメの男人魚は既に呪いで全て消滅してて、女同士で繁栄できる世界線だと思うんです(何
ガメッツさん来た時に里が襲われてるのに、男は姿すら見せないとかフツー無いでしょ。
なのでアニメではとっくの昔に魔女によって男人魚は消滅させられてる説。
男がいなくなった人魚の里だから百合貝が生息してるんや。

男人魚確認できてない現時点ですごく好き放題に言ってるぼく。

個人的には作中にいる男キャラを使うよりかは
ゲスト回で、ゲストを使う方が後々に続かないから良いかなと思ってる。
描き下ろしのゲストなら、多方面でそれを前提とした展開になる確率はまだ高くないはず。
そすると何も無かった世界線も想像するに容易い。

確かに描き下ろしのジェイド王子は、百合的に美味しくない存在ですけど
正直な話、人魚の王子自体は嫌いじゃないですよ。
女にだけ態度が悪いのも、母亡き後に父親が女囲って1人放っておかれたからだろうし
自分は泡になる事は構わないけど、他の男を巻き込んでしまった事を気に病んでる。
そして呪いを解くために自分1人犠牲になろうとした姿に男気を感じた。

でも、みらリコ過激派だから
仮にみらリコのどちらかが王子のお相手に起用されてたら
怒りが鬼なってたけどね、マジで。

勿論、はーちゃんだから良かったというわけでは無いです。
拗らせ百合厨だから全てに百合を望むペルソナも持ち合わせている。
ただ、描き下ろしははーちゃんだから出来る話ではあった。
少し真面目に考えてみます。

まほプリに見るLGBT

前期OPの歌詞、みらリコ愛の子育てなど、まほプリはLGBTを意識している面を感じます。
「みらリコの娘だから、はーちゃんも百合に決まってるだろ」って
百合厨としては願いたくなるのですが
冷静になってリアルに考えると、ビアンに育てられたらビアン
ゲイに育てられたらゲイだというのは偏見になるのではないか?
と思うんです、二次元に望む事を切り離した頭でリアルに考えるとね。

ここで二次元と三次元を混同するなと思う人もいるかもしれない。
しかし、子供は時に漫画やアニメから学ぶ。
昔話だって嘘をつかないようにしましょうと言ったような教育的意識がある。
だからプリキュアも人生に大切な事を教えてくれるというのも間違いではない。

米国版2ちゃんねると一部メディアで言われるradditという掲示板にて
同性婚の両親に育てられた異性愛者の青年が質問に答えるのをしてました。

その中の質問に「両親はキミをゲイに育てようとしたか?」というのがあったのです。
答えはノー。
同性愛者にも異性愛者(ストレート)にも育てようとはしなかったという。
自分の子供の性的指向を変えようとする無意味さを
両親は自分達の経験で理解してるだろうからと。

人はね…みんな違う
愛し方や 痛みも違う
その違いが”素敵”だって
今なら言える

このOP、やはりまほプリはLGBT教材。
人はみんな違うんです。
愛し方も人それぞれ。
その違いが素敵だって今なら言える。

みらリコもはーちゃんを百合に育てようとはしないと思うんです。
ビアンに育てられたからビアンになるという考えは、思考が偏ってしまう原因になりかねない。
だからストレートなはーちゃんがいる世界線も
一つくらいはあるかもしれないよという気付きを与えられた…
(つまり百合なはーちゃんがいる世界線も下さい)

こう考えると今回の描き下ろしは
百合ップルの娘である、はーちゃんだから出来たメッセージ性の一つと思いませんか?
リアルに色々考えさせられる深い教材だぜ…

みらリコが盤石なのは…子供はどういう道を歩み、どう育つかわからないけれど
カップルを引き裂くのは良くないという事に違いない。
流石にみらリコの関係にメスを入れると
俺は理性を失ったビーストに簡単になれるよ(何

でもそうはならないって信じてる。
みらリコの輝きはダイヤモンド・エターナル!
キュアップ・ラパパ!わたしたちはもにょもにょもにょ……ステキなペアよね

みらリコに関しては揺らぐ心配はない。
構成する全てが、みらリコを補強する存在なのだから。

今回はメッセージを汲み取りたくて、かなり長文になってしまいました。
自分の心の中には百合を望む人間もいるので、矛盾してる発言も多いとは思いますが
意識できる所は脳内OSのメンテナンスを心掛けていきたいですね!

Bitly

結論から言うと漫画界は、男人魚が消滅しなかったパラレルワールドだ(真顔

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