『ななゆり』今までもこれからも、ずっと一緒の幼馴染み百合。

百合漫画

きららにてあまゆるを連載されていたマウンテンプクイチ先生。
その先生の同人集である『ななゆり』が発売されました。
同人誌は買える時期というのが本当に限られている一期一会の逸品。
私が同人誌をよく買いだしたのはこの一年くらいなので
持ってない同人誌も読めて良かったです。
こういう時に一迅社の同人誌コミックス化は助かります。

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親同士からして仲が良くて、小さい頃から一緒の香遙とひのこ。
高校生となり次第に特別なドキドキを感じるようになる2人。
この2人の話がメインである本作。帯に書かれてあるように
2人がひたすらにイチャイチャしたり、イチャイチャしたり、イチャイチャする漫画です。

女の子同士のイチャイチャを堪能してたから、途中から読んでも気にしてなかったけど
2012年発行の同人誌からの続きモノだったとは!
2人の馴れ初めは『ななゆり』がコミックスにならなければ知らなかったかもしれない。

『ななゆり』は、ゆる~すな中にエロ~スも感じ、そして2人の関係に心温まる雰囲気がある。

ドキドキを意識するファーストステップ

香遙を意識し出したひのこの態度から
次第に香遙もひのこを意識し出します。
好きだと最初に伝えたのはひのこです。どきどきしてやばくて何て答えていいかわからない香遙は答えを保留。
家に帰ってから知○袋のようなサイトで
キスするのを想像して嫌じゃなければオッケーすれば良い
という真理へと続く解を得た。

人類の求める空間すぐ付き合いだしたものの、一ヶ月経ってようやくひのこに好きだと言えた香遙。

この世でもっとも優しい空間。
人類の求める平穏はここにある。

秘孔を突くシチュエーション

野球の応援の後にトイレで着替えてキスしたり
一緒にお風呂入ったり、部屋でイチャイチャしたり
日常の中にツボを押さえたシチュエーションが盛り込まれた本作。

漂う雰囲気に騙されてはいけないが
この2人がもう少し大人なら、セッセッセが始まってしまう難易度のシチュもアリストテレス。

ゲームに夢中になってた香遙へ課した課題<今日一日手を繋いで離したらダメ>
しかし、ずっと一緒ということはあらゆる場所へも一緒という試練が待っていた。
トイレ…どういう事態か気付いた香遙と、既に恥ずかしさMAXハートのひのこ
手を繋いだまま用を足すとか…凄いなさすが幼なじみなんだな。
用が終わったあとも気恥ずかしさで喋れないひのこ。
それを察した香遙は、自分もすると言って交代し同じ立場になる。
まさに幸せカップル。

ずっと一緒にいたい。

授業中も離れたくない、家にも帰りたくない。
それほどまでにお互いを感じていたい2人。
結果、お互いの大事なものを交換して身につけるという秘策を編み出す。
そう、大事なものとは素肌で身につけている下着である!
ドキドキだけじゃなくて身体が切ないお互い寂しくはなくなったものの
ドキドキが止まらず授業に集中できない羽目に。

これは授業どころじゃないですなぁ。
授業終わってすぐトイレに駆け込んでキス
あまりにも効き目が強すぎるために、これは週一に抑えようという結論に。

それにしても下着の交換…まさに女の子同士の特権と言えましょう!
文字通り常に相手に包まれてる感覚を味わえること間違いなし。

スペシャル描き下ろしアリ

香遙がひのこ家でご飯を食べる話。
家族ぐるみの付き合いがあるので、そう珍しい事でもなさそう。

お互い隣にいてくれるだけで幸せな2人。
ひのこは将来の事を考えて、ご飯を作る練習をしようと思い立つ。
一緒に暮らした時、漫画家になる香遙を支えるために。

香遙はひのこが作った料理だとすぐに気付き
おいしくて嬉しくて幸せいっぱいたまらない状態に。
大好き一瞬、香遙にまずかったと言われるかと思って涙目になってたひのこ。
でもそれは嬉し涙にすぐ変わった。
香遙は絆創膏を巻いた指を気遣うようにひのこの手を取る。
どんな些細な事でも気にとめている証拠。
ここで指輪をはめてプロポーズしてもおかしくないシーン。

イタリア人夫婦は一日一回は必ず相手を褒めると言います。
長年一緒でも常に相手の良い所を探し、いつでも新鮮な気持ちでいられる秘訣。

そう、香遙とひのこから伝わる2人の関係はまさに愛。

2人には幸せになって欲しいと心から願えます。
ありがとうの生まれる光。

おさ「なな」じみ「ゆり」最高。

香遙とひのこがメインの本作ですが
一本だけ香遙とひのこ以外の同人誌も収録されています。
これもイイ感じに幼馴染み百合なんです。
そしてお風呂の絡みがまたナイス。

『ななゆり』ってタイトル特に気にとめてなかったのですが
おさ「なな」じみの「なな」と聞いたらなるほどと思いました。

自分の中で幼馴染はホント好きな属性。
幼馴染み百合の『ななゆり』広めていこう。

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