アニメ化企画も進行中であるサブロウタ先生のcitrus7巻。
ギャルと生徒会長の組み合わせに姉妹百合を加えた極上の一作。
ペアリングを受け取ってもらえた柚子の夏が始まる―
不器用だけど真っ直ぐ突っ走るお姉ちゃんの恋をね…全人類が応援したくなりますよ。
7巻ではなんと！なんと！
芽依が恋を自覚するという重要な変化が！！
既に姉である柚子と恋人同士になっているのに、恋の自覚が後という。
出会った時の芽依に必要なのは恋ではなく家族だった…
しかし父親と向き合ってから幾星霜、ついに芽依の心に変化が！？
citrusは帯にもあるように不器用ギャル×黒髪ビッチ=XXXという事で
柚子の不器用さは空回りする時もある元気な感じ。
芽依は環境が育てた感情不器用な感じ
つまり空回り不器用×感情不器用＝citrusみたいな？
なんだか不器用のゲシュタルト崩壊してきた。
7巻のキーパーソン：白帆 鈴蘭(しらほ すずらん)
6巻では自分達の恋は世間に受け入れられないという
ツラさやさみしさを実感し、芽依と話をした事で乗り越える事ができた柚子。
そんな柚子が7巻で出会うのが補習フレンズの白帆 鈴蘭。
通称しらぽん先輩。
彼女はどうやら観察が得意なフレンズらしい…
しらぽん先輩は、例外的に情報が読み取れない芽依に対して
彼女は人間ではないと言い放つ。
別モノになっていた彼女
柚子と知り合い、早くもしらぽんゆずぽんと呼び合う仲となった二人。
本来は夏祭りに姉妹二人っきりで行く予定だったが
まつり達の電話により皆で行くという流れになり
柚子は夏祭りに行ったことがないというしらぽん先輩も誘う事に。
アクセサリーを身に着けている芽依を見てそわそわする先輩。
芽依に変化があれば教えてくれるように約束していたのに
何も言わなかった柚子に嘘を付いていたと、見抜く先輩の直感するどい。
でも柚子の言い訳を素直に受け取るあたり誤魔化しやすいちょろさ。
柚子のおかげで楽しい夏祭りが過ごせたしらぽん先輩。
しかし先輩には芽依について気がかりな事が。
しらぽん先輩の指摘により、周囲に付き合っている事が
バレるのではないかと心配しすぎて
芽依を楽しませる事が出来てなかった事に柚子は気付く。
芽依を連れ出して二人っきりになった柚子は芽依にキスをねだられる。
やはりこのシチュエーションでキスしない方がおかしい。
テンパりながらも柚子は芽依にキスをする。
キスのあと芽依に足りないと言われた柚子。
しかしまだまだ柚子にはここが限界で
芽依の更なる要求に答えられず去って行ってしまった。
しらぽん先輩も芽依も恋する女の子なのです。
二人のキスは観察の達人であるしらぽん先輩に見られていた。
柚子が去ってから姿を現すしらぽん先輩。
しかしながら、しらぽん先輩は芽依のことをわかっていくほど
もっともっと苦しくなると涙ながらに伝える。
相手の事を考えてしまう日々、相手の事を知りたいと思う気持ち。
知れば知るほど苦しくなる、この執着は何なのか？
先輩は私に恋をしていると告げると同時に
自らの心に引っかかったものの正体もわかった芽依。
それすなわち芽依の心にも恋が生まれていたという自覚。
芽依もしらぽん先輩も、共に恋という感情を理解できていなかった不器用ウーマン。
不器用な者同士の出会いが二人をまた一歩成長させた…
恋をしている…その結論に戸惑いつつ、おもしろいと洩らすしらぽん先輩。
ずっと人間ではないと思っていたが、堂々とそう発言する芽依に対し
「あなたは神か何かなんですか？」と問う。
「……私は ただの女です」
そう答える芽依の横顔は美しかった。
これはしらぽん先輩が芽依を恋の対象ではなく
より高次の崇め奉る存在へと、昇華するのも納得であった。
7巻における芽依の行動
芽依は義母に恋バナしようとしたり、唐突におかずをあーんってしたり
柚子と一緒にお風呂入りにきたり、困惑するような行動をしてきた。
その行動については芽依にもわかっていない。わからないからこそ
これらは全て、自らに芽生えた謎の感情を探る動きだったんだ。
柚子たちと合流するまでクレープに口を付けなかった芽依。
2巻でクレープを食べた時に次を約束していた通り
クレープを柚子に一口あげるつもりだんたんだろうなぁ…
残念ながら柚子も同じ味のクレープだったので、シェアする理由が無くなりましたが
きっと二人で食べさせあいっこした方がおいしさが倍増したハズ…次こそがんばれ芽依！
そんな様々な事から自らの中に芽生えていた恋心を自覚できた芽依。
4巻では好きかどうかはつき合ってみないとわからないと言っていた彼女。
妹に素直に好きと伝えたらお姉ちゃんは一体どうなってしまうのか。。。
これからも義理百合姉妹から目が離せません。
～最高の義理姉妹百合を享受する為に～
アニメからcitrusに触れてみるという方が増えるかもしれませんが
アドバイスがあるとしたら一つだけ。
最初のターンは耐えしのぐべし！
最初だけ野郎のキス攻撃が1ターンあるから防御だ。
皆さんは百合の花を飾ったことはありますか？
かく言う私は、綺麗な百合の花びらを汚そうとする花粉が許せなくてね。
つぼみが開花する前に雄しべむしり取るマンなんだ。
花粉が服とかに付くと厄介だし、受粉すると萎れる速度が上がって花持ちが悪くなる。
だから美しき百合の為に雄しべシスベシ（度々言ってる
そんな花の世界でも、望まれて花粉のない百合が品種開発されています。
やっぱり百合に雄しべはいらんかったんや！（一個人の感想です
話をcitrusに戻しますと、芽依のコンセプトが黒髪ビッチっていうことで
わかりやすく最初は男が絡むんだろうけど
その後のハラハラドキドキは、主にガールズたちが届けてくれるから
地球のみんな、オラを信じて最初の波に耐えてくれ！！
1巻は許嫁(雑魚)とTAIGAKUおじーちゃん(話せばわかる)
2巻はドリルの副会長
3巻は幼馴染み妹分のビッチなJC
4巻は修学旅行で出会う双子姉妹
5巻はOGはるみ姉と柚子を慕う後輩
6巻は世間の目
7巻は鋭き観察者
citrus各巻はそれぞれに出会いや出来事があり
柚子が恋に対する受難をひとつひとつ乗り越えていく。
各巻ごとにボスみたいなテーマがある感じ。
副会長や幼馴染みのビッチJC、恋のライバルなど
個性的な人物達が登場してハラハラしますが
女の子同士だからこれは良いハラハラ。
あとはドラゴンボールよろしく、戦い(?)が終わったら仲間っていうか
最後には柚子と芽依を応援してくれる、みんな良い子たちなんですよ。
この展開はバトル漫画の王道…
つまりcitrusは王道のバトル漫画だった…！？！？
数々の困難を乗り越えていくハラハラドキドキの大冒険ッ…
しらぽん先輩も無事、百合姉妹の行方を見守りし者に。
そんな彼女が実は極道の娘さんという事が描き下ろしで判明。
これは今後、藍原姉妹にちょっかい出すような男がいようものなら
白帆組の黒服が処分してくれるのでは…？
応援したいギャルこと藍原柚子
柚子ってヘタレな所もあるし、芽依でいっぱいいっぱいになって空回りする時があるけれど
そういうの意識しないでナチュラルに接してる時は
恋愛偏差値高そうなイケジョなんだよなぁ。
高校からなのに、はるみんと既に竹馬の友みたいな仲だし
寧音という慕ってくれる後輩が出てくるのもわかる。
先輩であってもありのままで接する柚子。
特にしらぽん先輩は家の事を知ってたら、同級生でも近寄る人少なそうだし
こういう風に接してくれる柚子の存在は貴重そう。
関わり合ったガールズたちが最終的に応援してくれるのも
きっと柚子の笑顔や優しさのたまものだと思うのです。
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そして本誌では夏のみんなでお泊まり旅行が始まろうとしている…
店長が生きる道は百合男子だ（何
というより店長がこの眉毛で金持ちってことは、副会長こと姫子の血縁では…？？？
そして妹に頼まれて背中向けてOKしている、みつ子姉ちゃん嬉しそうでワロタ
はるみんは基本姉を恐れているからなぁ…
果してこのお泊まり旅行で谷口姉妹の距離も縮まるのだろうか。
citrusはメインの藍原姉妹以外にも色々と気になる組み合わせが多いでござる。
橘姉妹や谷口姉妹、はる柚子はもちろんとして、小冊子で雨宿りしてた芽依はる。
まつりは誰と絡んでも面白い。7巻では寧音とはるみんと3人でプール行ってたし。
はるみん相手には優勢でも、寧音相手には珍しくマイペース乱されるまつり…後輩コンビ良い。
生徒会のメガネ先輩も、年上のみつ子をみっちゃんと呼べる地味ながら確かな存在感。
5巻末の伸ばしかけた手を止める丸太ちゃん…完全にいじらしい後輩タイプ。
そして姫子はドリルと眉毛というインパクト以外に
芽依と10年以上の付き合いがあるアドバンテージがあるが
今回は浴衣メイメイとべったりできたけど、柚子というライバルが強すぎて…
次はアレだね、その場で百数えさせるような姫子のお姉さまが別荘に登場して
姫子を巡って芽依とお姉さまで一悶着あるね（妄想
