『ゆるキャン△』ソロキャン少女が天真爛漫な少女と出会うキャンプ漫画。

百合漫画

ヘアスタイルが気になりそうな名前の
あfろ先生による1粒で2度おいしい漫画が『ゆるキャン△』です。
ソロキャンプを愛する静かなキャンプのリンサイドと
賑やかにサークル活動をするなでしこサイド
そして、リンとなでしこの2人でするキャンプが楽しめる。
1粒で2度おいしいどころか、1粒で3度おいしい漫画です。

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まずですね、この『ゆるキャン△』は雰囲気が最高という事です。
冬キャンプの澄んでいる空気感。
そして、そこでまったり流れる時間を読んでいて感じる事ができる。
何て言うか静かで平和な優しい世界がそこにあるのですよ。
もうほんとキャンプ良いね!って感じです。

そしてキャンプも良いですが
人間関係も良いんですねコレが。
百合眼-ユリガン-でのチェックポイントを紹介しましょう。

ソロキャンプを愛する少女リン。

富士山の湖畔でキャンプをしていたリンは
自転車で富士山を見に来ていた、なでしこと出会います。
リンは夜になって帰れなくなっていた、なでしこを保護。
カップラーメンをごちそうすることに。
誰かとキャンプするってこんな感じなのかなつまりリンちゃんの始めてはなでしこ(何カレーめんありがとっスマホも忘れた、引っ越したばかりで家の番号もわからない。
でも姉の番号を知っている事を思い出し、迎えに来て貰ったなでしこ。
去り際に自分の番号を渡す、なでしこの笑顔は天性の素質を感じる。
この娘は心にスルリと入ってくる才能があるでっ…!今度はちゃんとキャンプやろうね「今度はちゃんとキャンプやろうね」と言って帰って行った
なでしこを思い返すほどに、リンちゃんの心に入り込んでます。
そんな2人が同じ学校なのも運命ってことだな!

なでしこと野外活動サークル。

なでしこは引っ越してきたばかりで
学校も転校生ってことになるはずだけど
メインキャンプ漫画なので、転校生という導入はスキップされています。

リンとの出会いによりアウトドアに興味を持ったので部活に入るなでしこ。
なでしこの学園生活は野外活動サークルの女子高生ライフがメイン。

安物テント組み立てでポールが折れたり
お金がない学生が冬キャンプをどう寝るかで
アルミホイルとかプチプチとかダンボールで
暖を取るのを試行錯誤したりするのは初心者サークルらしくて賑やか。
トイレ行くときどうすんの詳しい紹介は割愛しますが
メガネっ娘の千明、方言っぽい喋りのあおいとのサークル活動も楽しい漫画です。

なでしことリン。

なでしこはリンが同じ学校だと知り、野外活動サークルに勧誘するも撃沈。
リンは1人キャンプの時間が脅かされるのが嫌で顔にも出てしまう。
自分も1人の時間を大事にしたいってタイプなので、リンの気持ちはわかりますなぁ。
ちょっと悪い事したなでも、露骨に嫌な顔をしてしまい
悪い事したなと1人キャンプをしながら思うリン。

そんな時にリンの友人からキャンプ地を聞いたなでしこが駆けつけます。
すごい行動力だよなでしこ。キャンプするからねーッ!連れてきてくれるのは当然お姉ちゃん。
なでしこのお姉ちゃん100%妹に甘い。
最初なでしこが夜になっても富士山から帰ってこなかった時は
心配しまくっただろうなぁ…
蹴りで車に押し込まれるのも、心配から来た愛ゆえにです。
絶対にウチのバカ妹かわいいって思ってるよ。

リンちゃんは素直。

なでしこと2人でキャンプをする事になったリンちゃん。
カレーめんのお礼にと、なでしこが作ってくれた餃子鍋を2人で食べながら
リンちゃんはこの間の事を謝ります。
この間はごめん誘ってくれたのに嫌そうな顔したから素直な良い子です。
お団子頭も良いけど、髪を下ろした姿も可愛い。
そして、なでしこも無理に誘ってごめんなさいと謝る。
優しい世界。
まったりまたやろうお鍋キャンプここで、もう誘わないというのではなく
「またまったりやろう」
「気がむいたらみんなでキャンプしよう」
静かにキャンプをするのが好きという、相手の意思を受け取った上で
”また”とか、”気が向いたら”という言葉を使って
遠回しに誘うなでしこはやっぱ凄いと思います。

汁物がうまい…って所かな後日、リンは学校で友人に冬キャンプの何が良いのか聞かれた時に
こう答えています。
なでしことやった”まったりお鍋キャンプ”着実にリンちゃんの心にあるよ。
冬キャンプ最高やね!
読書の途中に富士山をバックになでしこと撮った写真とか見返してさ~
ソロキャンプ少女の心に入り込む、なでしこ△

食べ物のほうが喜びそう長野までソロキャンプに行った時にも
鍋のお返しに何かお土産を考えたりとかさ。
そもそも鍋自体がカレーめんのお返しなのに
お返しのお返ししたらお返しの無限ループ発生するのではと考えると
微笑ましい。

帯と裏表紙

帯にね。

広い空の下
一緒に過ごそう。

ゆったり静かに流れる時間を共に。

って書いてあるわけですよ。
なんかこれだけで、もう最高じゃないですか?
だってリンちゃんはソロを愛するソロキャンなんですよ。
それなのに”一緒に”とか”共に”って言葉があるのが感慨深くありませんか!?

アイキャッチ画像見てもらったらわかるように
表紙はなでしことリンの2人。
なでしこはパンを頬張りながら山でも見てそうなのですが
リンちゃんはそんななでしこを見てるってのがイイ。

みんなでキャンプそして裏表紙はリンと野外活動サークルの皆でキャンプしている所。
この4人でキャンプする時が楽しみです。

ここでは主にリンとなでしこの人間関係にフォーカスを当てて紹介しましたが
本作はキャンプの雰囲気とか空気も凄く良い作品です。
間っていうんですかね
ほんと静かでまったりな雰囲気がすごく好き。

この読後感を持っている今なら世界に優しくなれそう。

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