「このはな綺譚2」狐のお宿は今日も優しさで溢れています。

百合漫画

このはな綺譚2が発売されました。
1巻の紹介はこちら。3巻についてはこちら。
2巻では俺っ娘な姉上が、泊まりに来るお話があります。
皐ちゃんは姉上と、どんな確執があるかと思いましたが
心配してたより険悪な姉妹仲ではなさそうで・・・?

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姉上はこんな人。

1巻の段階で、俺っ娘というのは判別していた姉上。
しかし、この時は皐の夢での登場だったので
なんだか冷たい印象を読者に残していったのです。
おねしょを語る姉上突っ込みも思わずお姉ちゃんとなるほど、実際にはコミカルな人物の模様。
入浴時も一緒にダイブさせたりと、妹に構えて嬉しそうなお姉ちゃんである。

モテモテ姉上「相変わらずモテる」と言われるということは
この者、ただならぬカリスマの持ち主。
宿にきて蓮に口説くように声を掛けた段階で、何だか慣れてる感あります。
姉上は間違いなく、百合ハーレムの1つや2つ持っているのは間違いない(偏見

しかし、隣のメガネっ娘あやめさんにただならぬ気配を感じる。
身長もあやめさんの方が姉上より少し高いし
仮病を使って皐に舞を踊らせる食わせ者な描写。
あやめさんが実はテクニシャンで
あやめさん相手だとネコになる姉上とか良いと思います。

姉と妹の溝。

天才肌の姉、器用貧乏の妹と
人から言われるたびに、悔しくても何も言い返せなかったという皐。

周りの何気ない一言が、いつも繊細な子供を傷つけるんだ!

姉と比べられる日々そんな皐の告白に、柚は涙する。
それにしても、お姉ちゃん昔から女の子にモテモテですな。

おまえがそう言ったから良きかな良きかな。
着実に2人の仲は深まっておりますぞ。
柚と出会わなければ、皐ちゃんが姉上と一緒に踊れてたかわかりません。
柚は皐ちゃんと出会う為に此花亭に来たんや…!

皐ちゃん自身が知る事はないですが、この話の最後で
姉が巫女に選ばれた理由と、妹が奉公に出された真実が語られます。

大人はいつだって、肝心な事は子供に伝えてくれないんだ!

姉妹の話以外にも、此花らしい話がいっぱい。

虹を織る話、呪いの日本人形の話、神様ご来宿
嘘つきJK、薬で小さくなる皐ちゃんと楽しいお話があります。

個人的に日本人形の話とかは、経験あるあるでした。
うちにも動く仕掛けもないのに、腕が動く人形があって
それが子供心に怖くて、倉庫に入れられた人形があった。
自分以外に姉も、人形が動いたのを見た事があるらしくて怖かった。
おばあちゃんは「人形は子供に楽しんで貰う為に動いたんだよ。」って言ってたけど
確かにそうなのかもしれない。
別に悪いことを人形がしたわけでもないのにね。
人形は今もう家にはありませんが、ちゃんと親が供養に出したようです。
そんな昔の事を、今回このはなを読んで思い出しました。

薬で小さくなった皐ちゃんの話とかは、皐ちゃんが柚を更に意識する。
そんなフフッヒな百合的においしいオチでしたぞ。
仲居頭の桐さんマジ策士。

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1巻の紹介はこちら。3巻についてはこちら。

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