『明日ちゃんのセーラー服1巻』また明日、そう言える何気ない日々が愛おしい。

百合漫画

博先生によるセーラーJC青春物語「明日ちゃんのセーラー服」
憧れのセーラー服を着る為に、母の母校を受験した明日ちゃん。
しかし、そんな彼女を待ち受けたのは
ブレザーへとモデルチェンジされた私立蠟梅学園だった!!

スポンサーリンク

ブレザー校へと変貌していた学園で
ただ1人旧指定のセーラー服を着用する明日 小路(あけび こみち)ちゃん。
もちろん彼女にも恥ずかしさ、変に思われたくない気持ちがあり
入学式初日は落ち込みます。

でもへんだって思われたくないの…

母が仕立ててくれた大好きなセーラー服
かっこいいと言ってくれる妹に対して、かっこいい姉でいたいという気持ち。
1人だけセーラー服で注目されてしまうことは
逆に友達をいっぱい作るチャンスだと捉え
不安もありながら胸を張って笑顔で登校する事に決めた明日ちゃん。

本作は暖かみと共にフェチも感じさせる一つ一つの描写が丁寧に描かれていて
ちょっと変わってる所もあるけど素直で明るい明日ちゃんと
優しくゆったりとした時間が流れる空間に癒やされる作品です。

明日ちゃんを取り巻く人間関係

天真爛漫な性格から誰からも好かれるであろう明日ちゃん。
そんな彼女を取り巻く環境も優しさ溢れる世界だった。
家での姉妹スキンシップ…和む。
抱き枕を引きずり下ろす花緒ちゃん

花緒はちょっとさみしい姉の抱くカジキマグロの抱き枕を引きずり下ろし
膝の上に座ってくる妹の花緒。
お姉ちゃんと一緒に登校できなくなる事がちょっとさみしいようです。

過去のちょっと強がった発言をなかった事にして
素直にさみしさを伝える花緒ちゃん可愛い。

学校で出会う友達

明日ちゃんのセーラー服を事情を考慮して許可してくれた学園。
在学している生徒達も奇異な目で見ず受け入れてくれる。

大変な苦労がなければなれないわここのばばあは よいばばあ~byニケ

良かった…陽だまりのような明日ちゃんの心が曇らぬ
陰湿な現代社会の縮図のような学園じゃなくて本当に良かった。

木崎 江利花(きざき えりか)

朝早くから登校した明日ちゃんが
最初に打ち解けたクラスメート木崎 江利花。

明日ちゃんより早く登校して足の爪を切っていた彼女。
そして切った後の爪切りをスンスンと匂っていた所を
明日ちゃんに見られる。

見なかったことにしてください

お互い初対面、木崎さんにとっては
爆死するくらい恥ずかしいファーストコンタクトになったであろう。

そんな彼女に対して、明日ちゃんが取った行動は
「自分も足の匂いを嗅ぐ」事でした。
相手だけに恥をかかせない――これが…思いやり。

あなたおもしろいわ
そんな明日ちゃんの行動が伝わったのか
もう少しお話してくれないとお誘いが。
面白いと言われて妹に伝えたいくらい喜ぶ明日ちゃんも可愛い。

木崎さんはすっかり明日ちゃんがお気に入りのようで
何かと彼女を気にしている様子。

変な虫がつかないようにしないと兎原さんに制服交換させられそうになってる明日ちゃんをストップ。
純真無垢で危なっかしい明日ちゃんに対して
変な虫がつかないようにしようと決めた木崎さんなのでした。

明日ちゃんと同じ中学1年生なのに、さすが東京ガールって感じですね(謎

いつか寮におじゃましてもいいですかと尋ねる明日ちゃんに
笑顔で「すぐきて」と返す木崎さん。
恥ずかしすぎる出会いを超えてるだけあって、最初から好感度高い。

古城 智乃(こじょう ともの)

出席番号6番のメガネガールその1。
穏やかな波長が明日さんと合いそう。

給食の時間に汁物の湯気でメガネが曇る彼女に
ハンカチを差し出す明日ちゃんのコミュ力。

明日ちゃんはそのハンカチで汗を拭いてたのを思いだし百面相。
それを借りて使う古城さんも優しさの受け手。
ちゃんと乾いてる所を使ったそうです。
かわいてるとこ使わせてもらったよ

2巻では彼女との雨宿りからの~部活決定まで収録されることでしょう。
先生をお母さんと呼ぶのは小学生ならあるあるですが
メガネを掛けた同級生をお母さんと寝ぼけて呼んでしまう古城さん…
明日ちゃんは母性も兼ね備えた存在だった…???

兎原 透子(うさぎはら とうこ)

明日ちゃんをモテると評価した兎原さん。
1人だけセーラーという着こなしもそうだけど
恐らく初対面に近い古城さんの名前を
明日ちゃんが覚えてた所からも推察したと思われる。

明日ちゃんをアイドルみたいと褒めた上で
私好みの顔してると、グイグイ来る距離感の近い女子。
間違いなくどこでもムードメーカー的存在になりそう。

推しの魅力を表現できない人を本当のファンと言えるかな明日ちゃんを煽って好きなアイドルのCM真似をさせられるのは
今のところ彼女くらい。

明日ちゃんに見惚れる面々CM真似をやった明日ちゃんに見惚れる面々。
木崎さんとか完全に恋する乙女では…???

ワンモアそして繰り返し兎原さんに要求される明日ちゃん。
何気に古城さんも便乗して堪能してるという。
給食を囲んだ4人は完全に打ち解けましたねコレ。

清く、正しく、美しく。

友達が出来るかどうかの期待と不安。
1人だけセーラー服だったブレザー校。
そんな心配が払拭されてからの学園生活は
更に明日ちゃんを天使へと育んでいく。

明日ちゃんのセーラー服への憧れは、CMで見たアイドルと制服への一目惚れ。
アイドルとセーラー服に一目惚れ兎原さんの煽りに乗ってしまうほどのファンであるように
天井に幹ちゃんのポスター貼って、寝ながら眺められるようにしてる明日ちゃん。
こういうアイドルに対する憧れ的な感情は年頃の女の子らしい。
あと落ちてきた柿Pを救おうとする花緒ちゃん可愛い。
TV見るのも近いこの距離感…仲良し姉妹。

過疎すぎる小学校でただ1人の生徒として過ごしてきた明日ちゃん。
彼女にとってクラスメイトがいるというのは、とても楽しい事だった。
そんなクラスメイトの名前をまるで受験勉強のように
暗記、書き取りして覚える明日ちゃん。
クラスメイトの名前暗記魅力溢れる人間、人に好かれる人間ってのは
こうした努力を怠らないものなんだよなぁ…
高級ホテルの一流ドアマンは何千人の顔と名前がわかるって言うし。

既に名前と顔が分かっている15名のクラスメイト。
1巻で友達になれた3人とも、まだこれから登場する子達も
明日ちゃんとどのような絡みをみせてくれるのか非常に楽しみです。

髪をしばるだけでも数ページ使って表現するなど
随所に入る台詞の無い間の動作にこだわりを感じる。
そんな独特のテンポで綺麗で可愛い世界が描かれてます。

何て言うかすっごく良い娘を見ると、本人の資質もあるだろうけど
周囲の人間や環境がとても大切に育ててきたのが伝わる。
こんな幸せな世界がどこかにあって欲しい…そんな理想郷。

[amazonjs asin=”4088906713″ locale=”JP” title=”明日ちゃんのセーラー服 1 (ヤングジャンプコミックス)”]

タイトルとURLをコピーしました