「よるのないくに2~日々花盛り~」三人の幸せな日々が詰まったスピンオフ
2021/07/10
戸野タエ先生が描く、よるのないくに2のスピンオフ日々花盛り。
もはやこれは戸野エンドとも言える最高オブ最高作品ね。
理想のトライアングルが…ここにっ…ここに詰まっているぞ!
よるくに2はガスト美少女祭りに相応しく美少女マシマシで
色々と変更も加わってリリィ重視のシステムに。
好感度上がるごとに百合の花が咲いていって
キャラクター同士は見つめ合い、最後には服着てないんじゃねとなる
めっちゃ百合高まってる感がわかるメニュー画面も百合マシマシ。
漫画版ではゲームの前日譚ということで
メイン幼馴染み3人のゆる~いふんわり学生時代を描く。
こんな時が永遠に続けば良いのに…と思える
平和で愛らしい日常が盛りだくさん。
女3人寄れば姦しいと言うが
3人寄れば微笑ましいというのが本作である!
彼女達がどのような学園生活を過ごしていたのか…
その幸せな日々を堪能しよう。
仲良きことは美しきかな
もう日常が既にバレンタインのチョコ並に甘~い。
3人の仲の良さが溢れ出てる。
湯上がりティータイムに甘い物が欲しいとなれば
ルーエが取り出したるはチョコの箱。
アルーシェがあーんとせがめば
リリアもせがむ。
最後には2人からルーエにあーん。
チョコ食べていないのに見てるこちらが甘く感じる空間の出来上がり。
街に買物に出かけたり、猫の飼い主捜しをしたり
花壇を見に深夜の校舎を歩いたり、お菓子作り風邪の看病と
何をするにも3人一緒。
そしてミュベール先輩が告白されているのを見て
理想の告白という話題に。
リリアやルーエは少しは雰囲気があった方が良いというのに対し
アルーシェは好きだと伝えるのに情緒も雰囲気もいらないという考え
2人に賛同されずに口をとがらすアルーシェは立ち上がり
いきなり2人に向かって大好きだと告げる。
デリカシーがないと言われつつ、2人にはしっかり気持ちは伝わった模様。
選ぶのはどちらかではない、どちらもなのだ。
学年末に開かれる舞踏会。
朝からリリアもルーエもそわそわしている。
アルーシェは会場に出された料理に喜び
遅れてくるリリアやルーエの分も確保して食べながら待っていた。
合流してアルーシェに薦められた料理を食べながらも
どこか生返事で返す2人。
食べたら踊ろうというアルーシェ。
2人の心配事もまさにソレだった。
一体どちらと踊るのだろうと、どちらがアルと踊れるのだろうと。
そんな二人に対するアルーシェの返事は決まっていた。
大好きだと伝えるのも2人に対してしたのだから、踊るのも2人一緒になのである。
アルーシェは2人に対して手を差し出し、2人は手を取る。
リリアもルーエもどちらが選ばれるかという不安はあったものの
どちらも一緒に選ばれる事に不満はない。
3人にとっては3人一緒というのが、一番自然な形という事でQED。
いつ如何なる時でも3人一緒に…
時は流れ、ゲーム軸。
ホテルにて開かれるダンスパーティ。
アルーシェ達以外にも従魔、カミラ、ミュベール
ヴェルーシュカ、エレノア、アーナス、クリストフォロスと勢揃い。
当然の如く3人は一緒に踊り
またこうやってダンスしようと誓うのであった。
もうこれがハッピーエンドでいいんじゃないかな!?(何
超ネタバレすると
本編の2種類あるエンディングでは、どちらも最後に3人揃う事はなく
神は我々に試練を与えたもうた。
そこに現れた救いの神。
それがこのよるのないくに2~日々花盛り~です!!
個人的にはルーエが光の戦士として、親友として
新月の女王の心臓を宝石に変えるエンディング好きなんですけど
こういう3人一緒のエンディングも見たかったのよ。
漫画版では実はもう夜は広がっていて世界は手遅れだったという事もなく
アルーシェも無事で月の女王を問題なく倒せるという、ハイブリッドエンドでどうか一つ。
3人一緒が信条の漫画版では星降りの丘で3人揃ってるシーンが望めそう(希望
ゲームは続編に向けた種まきを
コミカライズは本作を綺麗に完結させるという方向性。
ある意味で完璧なマルチエンドである。
他作品を見ても、百合は2人の関係性を重視することもあるし
三角関係ともなればドロドロした人間関係ともなる事もある。
そうなると、なかなか3人平等というのを欲しても難しい場合もあるけど
本作、日々花盛りの3人組の関係は完璧な和気藹々と言って良い。
幼馴染み同士でずっとこんな日々が続く世界線もあって良いですよね!!
そう思わせてくれた戸野タエ先生に感謝。
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