「少女決戦オルギア」ガチなバトルロイヤルからのギャップある日常が凄い作品

百合漫画
怪物(アノマリー)の力を身に宿す少女たちが、命を懸けて戦う異能バトル百合である本作。
主人公・舞子は悪魔に憑かれてしまった親友・緋乃を助けるために
いかなる魔術も無効化できるというアノマリーを得る為に
バトルロイヤルを勝ち抜く事を誓う。
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という感じの物語でバトルがガチすぎる本作。
個人的には生物の授業ですら、胸の中ぐるぐるしてくるタイプでしたので
血がドバドバな刺激の強い描写は苦手な方です。
なので、そういうジャンルのモノは積極的に触れることはありません。
少女決戦オルギアも、少女同士がやりあうバトルシーンだけ見てたら買ってない気がします。
討伐対象がモンスターとか危険生物と戦うバトルならそうでもないけど
やはり人VS人だと苦手って人いるんじゃないかなと思います。
 
でも昨今はwebで1話だけ見れたりするので
この作品はフィーリングが合うかどうか?色々と判断しやすい時代です。
こうして存在を知って気になったのも何かの縁。
加えて百合が期待できるというのであれば見てみる必要があります。
結果、試し読みをして本作を購入する動機になったものとは何か?
ということを考えたら、決定打は「甘味喫茶おるぎあ」だったわけですね。
 

「甘味喫茶おるぎあ」とは?

「本編とあまり関係ないぐだぐだ4コマ 本編終わりからのダブル新連載」
と試し読みでも最後に載ってました。
 
これダブル新連載にしたの有能オブ有能。
だって、この甘味喫茶おるぎあが無かったら
自分は1話を試し読みしても、買ってなかった可能性は大いにあるわけだから。
つまり本編へ誘導する窓口としてこの4コマの働きはすごい。
 
この甘味喫茶おるぎあでは、本編をリタイアしたキャラクターでも出番があるのが良い。
本編で可哀そうな最後を迎えたキャラでも4コマでわちゃわちゃしている。
そのギャップに救われます。
速攻で出番が終わってお疲れっしたーってなる役割のキャラでも
江島絵里先生は一人一人キャラクターに愛着を持ってるんだなってわかります。
鼻ばんそーこー本編リタイアしても舞台裏で楽しくやってることを考えると
結構ガチでやりあってる本編も読むことができるわけなのです。
シリアスさは薄れるかもしれませんが
そういう価値観を設定して見れるのが、甘味喫茶おるぎあなのですね。
ブラックコーヒーは飲めなくても、砂糖やミルクを足せば飲めるように
「甘味喫茶おるぎあ」の甘味が、ブラックコーヒーを飲めない自分には必要なのです。
すぐしぬーず なんていうか、こういうゆるい4コマな世界もアリですよね。
 
そして1番のキャラ崩壊もとい本性が出てる緋乃さん。
不思議な気分になってくる本編で彼女は怪物の標的にされていて
怪物の世界を繋ぐ浸食痣(スティグマ)が首にあるわけですが
もしかすると彼女の本性が、悪魔に魅入られた原因なのかもしれない(何
舞子は人見知りのほうが可愛い舞子は彼女を助ける為に戦いに身を投じています。
家族も誰1人いない舞子の、たったひとつだけあるだいじなもの
それは緋乃の事だとは思うのですが
どんなエピソードが舞子と緋乃の間にあるのかも気になります。
 

オルギア誕生の秘密

ヤンマガサードは創刊にあたり
編集部は作家を大募集していたらしい。
担当さんが売り込むチャンスとのことで
江島先生は「少女たちがお互いを激しく求め合う同人誌」
を作風がわかるサンプルとして提出したようです。
 
そしてそれを見たチーフから、挑戦して欲しい企画があると話を頂いて
だんだんオルギアが出来ていったというお話です。
 
その「少女たちがお互いを激しく求め合う同人誌」が激しく気になる。
そしてそれを見た上で企画があるというチーフ
やはり時代は百合を求めているんだ(何
 
しかしまぁ、少女決戦オルギアに限った事ではないのですが
 
知るべき作品は知るべき時に知ることになる。

って事を常々思います。
ほんと自分ってPvP得意じゃないタイプだからね。
オルギアに関しては江島先生の百合愛を感じ取る事ができて幸いでした。
 

このブログでは「甘味喫茶おるぎあ」をメインに紹介しましたが
実際の本編に関しては、やはりバイオレンスなバトルロイヤル部分があるので
WEB公開の1話を見てみて、いけそうやなって思ったら試してみると良いと思います。
ほんとバトルはガチで容赦のない無慈悲なる一撃だったりするしね。
これに関しては人を選ぶ要素の一つなのは間違いない。

しかし、そのバトルも緊迫感・躍動感を感じるアクション描写が評判なので
本気でそういう描写が苦手ですって人でなければ、必見の価値ありです。
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2巻の紹介もあります。

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