氷川翔先生の「篠崎さん気をオタしかに！」も7巻目。
相変わらず篠崎さんは全力で空回っております。
もはや彼女は脱出不能なオタク沼に首までつかっている。
素顔が可愛いオタクの楓を脱オタさせようと
近づくキッカケ作りとしてどんどんオタク知識を勉強し
逆に深みへとハマっていく篠崎さん。
楓が真人間になれば自慢できる友達になると、意外にも打算的な動機だが
篠崎さんの真面目で努力家な性格はアニメにもゲームにも遺憾なく発揮された。
そして月日は流れ、初詣の願い事も気付けばオタク色。
篠崎さんの推しプリピュアは楓に似ている奏ちゃん。
バッグにアニメ缶バッチはちょっと一般ピーポーのオシャレとは言い難い？
篠崎さんは奏ちゃんの二次創作のあまりの少なさに、自分でSSを書いてしまうほどだが
彼女は全然オタクじゃないです（棒読み
「有り得ない事だけど…気付かないうちに―オタクに浸食されてきているの！？」
浸食というより自分で頭から突っ込んでいるような…
努力の方向音痴が過ごす青春
篠崎さんは勉強も運動もできる努力家。
しかし、その努力が変な方向に空回りする事アリ。
オタバレしたくない為に、全力でコスプレをしたり
オタクだと勘違いしてきてるクラスメイトと交流を深めたり…
入学当初はおたふく風邪で高校のスタートダッシュを失敗した篠崎さんでしたが
今は中学時代とは違ったJKライフを満喫できているようで何よりです。
ババ抜きの罰ゲームでポッキーゲーム。
相変わらず妄想たくましい篠崎さん。
もはや言い訳のしようがないくらい、らぶゆ～だよなぁ…
篠崎さんの一人暴走は。
オタクグループ外から交友を深めに来た桜台さん。
パイ揉みや女豹のポーズを罰ゲームに仕込んでくるあたり、小夏ちゃん様と仲良くなれそう。
篠崎さんがおたふく風邪になっていなかったら
最初に友達になってたのは、フレンドリー感ある桜台さんだったかもしれないね。
でも、どんなルートになっても篠崎さんは楓の素顔に一目惚れしてそうではあるけど。
それにしても篠崎さん。勘違いされるまでもなく貴女はプリピュアオタクです！
いざプリピュアショーへ
非オタの親友である千草の従姉妹、萌ちゃんと遊園地に向かう篠崎さん。
本来は千草が連れて行く予定だったが、風邪を引いたため篠崎さんが代役を買って出た。
わかる…自分も1人でプリキュアのショーとか行ける自信ない。
堂々と行ける保護者という免罪符がなければっ…
萌ちゃんも奏ちゃんグッズがショーに出かける動機っぽいのに
クレーンゲームで奏ちゃんぬいぐるみを取って、お姉ちゃんにあげる出来た子。
それは連れてきてくれて、一緒に遊んでくれた感謝の証。
気遣いのできる天使。
まぁ、涙目になってクレーンゲームに500円玉を吸われ続けてる人が
自分の連れならそうなる…のか？（ぇ
7巻は篠崎さんと萌ちゃんが
プリピュアショーでステージにあげられた所で次巻に続きます。
それでも篠崎さんなら…篠崎さんなら全力でやってくれるハズ！
萌ちゃんに良いとこ見せちゃって秋菜おねーちゃん。
篠崎さんを取り巻く人々
篠崎さんにはオタクきもいというイメージの原因たる兄がいます。
百合厨の自分としては普段なら男いらねーって思いますが
この作品の男たちは人畜無害だと受け入れているので、心はとても穏やか。
7巻まで読み進めてきた人間ならば皆そうに違いない。
ちょっとくらいスポット当たる回があっても良いさ。
篠崎さんの兄である真氏は、二次元に対してはキモいオタクだけど
妹に欲情するようなタイプではなく
オタク嫌いの妹の、普通ならキレてるレベルの理不尽な振る舞いをも
手を上げる事無く仏のように受けてる懐の広い兄。
そしてヘタレデブ受けとして、友人のメガネと腐女子に801にされる宿命を持つ。
兄貴たちのようなオタクの存在は、百合のパラメータを上げられる存在ではないけれど
オタクというテーマがあるの本作においては
作品を補助する役目としてちゃんと生きてると思います。
自分をオタクだと認めたがらない、篠崎さんのアイデンティティの根源。
篠崎さんの色んな友人たち
高校ではオタクな楓やみーちゃんとの交流により
鮎やひばりといったオタク仲間が増えた篠崎さんですが
ちゃんと中学時代からの非オタな親友たちとも交流があり
オタクグループと非オタグループで、それぞれ魅力的なキャラがいるのが良いですね。
ぼく小夏と桃子の組み合わせ好き。
桃子は小夏に振り回されつつも面倒見良いタイプ。
作中でも桃子は、かなりの真人間な部類に入っていると思うのですが
篠崎さんとのサシの絡みって、そんな無い気がするんですよね。
意外とオタバレする相手って桃子かもしれない。
まぁ、桃子なら面白おかしく騒がないだろうから安心だね（何
[amazonjs asin=”4593858380″ locale=”JP” title=”篠崎さん気をオタしかに! (7) (メテオCOMICS)”]
