年の差百合、それも養護教諭と女子高生ありませんか？と聞かれたら
答えてあげるが世の情け。
それが、かずまこを先生の純水アドレッセンスだぁー！
かつて百合姫で連載され、全1巻が発売されていた本作。
それが未収録7本含む完全版で登場。
未読の人も百合姫コミックスを持ってる人も完全版ゲットだぜ。
保健の先生は優しくてきれいな人
階段から落ちそうな女子を助けて、足をケガしてしまった奥村ななお。
女の子なんだから気をつけなさいと先生に言われる。
「可愛い」
それは大人が親戚の子に言うような何気ない一言。
しかし、ななおの心にはその言葉が刺さってしまった。
ななおは教師にもタメ口をきくけど不良ってわけでもないし
良くも悪くも女の子らしくない女子。
まだ性を意識していない純粋な子供のままみたいな所ある。
カッコイイは言われるかもしれないけど、可愛いとかは言われ慣れてないタイプ。
そんな娘が綺麗なお姉さんに可愛いなんて言われたら…ねぇ？
ななおは名前で呼ばれるのが好きで、友達とかにも名前で呼ばせている。
しかし、松本先生には名前で呼ばせなかった。
なぜなら声が心臓をわしづかむみたいにして苦しいから。
先生は婚約者と別れた事よりも
不思議と呼べない名前が気に掛かって、ご飯も喉を通らない状態に。
恋する乙女のような理由に悩みが解決した先生。
安心したら何も食べてない事を思いだして倒れる。
キスしたら治るとねだる松本ティーチャー
もう心に火が付いて本気になってしまった。
大人になりたい子供と大人であろうとする大人
先生の部屋で料理を作って待っていたり
完全に恋人として付き合ってるような二人。
しかし、ななおの進路の事で色々とすれ違いが…
教員免許取れる大学→一緒にいたいから近くの学校に変える→最終的に就職希望。
流石にこれは先生でも親でも恋人でも頭抱えるレベル。
お互い好きでも、ちゃんと向き合えていなかった。
強靱な関係はちゃんとしたぶつかり合いを乗り越えてこそ築ける。
二人がこれから先長く関係を続けていく為に必要なプロセス。
大丈夫、乗り越えたらあとはお楽しみしかないさ。
二人で旅行計画。
手を出したい松本先生としては4月１日以降の旅行を希望
Married Life
ななおはどうやらちゃんと教員免許取れる大学に行ったようで
教育実習生として学校に行くらしい。
そこで松本先生がお化粧を施すことに。
口紅のキスマークで子供のように照れて喜ぶななお。
スイッチが入っちゃった松本ティーチャー。
この後、お互いに消えないキスマークを付け合ったんだろうな…
Married Life…二人とも末永くお幸せに。
純水オムニバス
ななおと松本先生以外にもある恋の物語。
・松本⇔ななお←キヨ←友人
・あび⇔キーコ
・音楽の先生(花田学生時)←花田先生←女子生徒
キヨは先生とななおが恋人同士だと知って始まる前から失恋。
泣きそうなキヨを可愛いと思う友人。
自らは歪んでいるからいつも片思いと認識している友人子(仮名)ちゃん。
友人子の性格的にキヨと関係が発展するのは、なかなかハードルが高そうだ。
どう発展させるか妄想する楽しみはあるけどね。
両思いなあびとキーコはキーコの嫉妬からキスによって
あびがキーコの事が好きだという事を自覚する。
二人でプール行く話もあったりでラブラブな二人。
花田かおる先生は、学生時代に女の先生と付き合っていたという
ある意味でななおと似たような境遇。
しかし花田先生は卒業式に別れを告げられた過去を持つ。
ななおの松本先生に対する真っ直ぐさを見て
ようやくあの春から続いていた恋を失恋できた花田先生。
花田先生もいつか女子生徒と付き合う日が来るかも。
登場人物：全員百合！
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