犬江しんすけ先生による少女騎士団×ナイトテイルは教えてくれた。
近代的サバイバルゲームがあるように、中性的サバイバルゲームも存在すると。
それが騎士。
本作は乙女たちが甲冑を纏いて青春という名の戦場を駆け巡る。
それでは、ヘヴィファイト！レディィ、ゴォォォォ！（ガンダムファイト風
騎士物語の始まり
それは痴漢されていた天川しのぶが、騎士に助けられる所から始まる。
助けてくれたのは素顔がわからないままだと、甲冑姿の不審者だけど
騎士がヘルムを脱ぐと、そこに現れたのは見目麗しい美少女だった。
オッサンの魔の手から救ってくれた救いの騎士に顔を赤らめるしのぶ。
春日井 奏(かすがい かなで)と名乗る騎士は
聖アグリッピナ女学院の騎士団セレクション会場へと急ぎ辿り着きたい様子。
しかし…あまりにも迷子なので、しのぶをお姫様抱っこして案内をお願いするのでした。
華崎騎士道競技部
アグリッピナに辿り着いて試験を受け、結果を出したものの
エミリアに不合格を言い渡される。
どうやら奏は出生の関係で入団できない一族の決まり事がある模様。
不合格だった奏はそこで新たな縁あって
しのぶの通う華崎女子へと編入する事になりました。
しかし、どういう事かそんな部活あったっけ？と
しのぶどころか在校生にすら認知されていないようなレベルの弱小部。
部員も何か足りないようで、しのぶもなし崩しに部員に加えられそうな感じ。
がんばれしのぶ、憧れの奏も一緒だぞ！
部として最弱の状態である無名の学校への入学。
ここから勝ち上がっていくのはスポーツの王道展開。
不敵な部長「源 流子」
源 流子(みなもと りゅうこ)はアグリッピナのセレクション会場で
不合格となった奏を勧誘した華崎騎士団の団長。
流子はなかなかに謎多き人物。
奏を負かしたアグリッピナ騎士団のエミリアから誘いを受けるほどの腕前を持ち
閃光騎士団の団長である武田からも一目置かれている。
そして奏の編入に際して推薦を取り付けられるほどの権限を持つ。
現状で円卓やクレストレスといった設定以上に底知れぬ存在。
そんな流子ですが、高いところが苦手という一面もあり
平 あずみに抱えられて降りてきても、何事もなかったかのように
振る舞う姿はとてもユニーク。
本来は強者の風格漂う曲者なのだろうけど
初っぱなの登場がコレだったので、愉快な部長という印象が強くなる。
部長は奏のような拾いものをするために
アグリッピナのセレクション会場にいたのでしょうか？
まぁ、部員不足の華崎だからそうなのかもしれないけど
奏レベルの掘り出し物は普通はなさそう。
だが、なぜ屋根の上にいたのかだけはわからない…
平 あずみ
恐らく華崎騎士団副団長であろう平 あずみ(たいら あずみ)
流子とエミリアの剣劇に割って入れるような実力者。
それにしても部長を抱えて降りてくるなど只者じゃ無い。
いくら二次元の女の子が軽いと言っても40kg前後はあるわけで
富士通の32型一体型PC(42.0kg)を担ぐと考えると降参したくなる。
やはりヘヴィファイトの甲冑で鍛えてるんだな…
それにしても源と平か…源氏と平家っぽい。
実は流子とあずみは昔敵対してた過去とかあったりして。
騎士たちの百合
カップリングとしては、各校ともハッキリしている感じです。
中世的に騎士と言えば姫の組み合わせが王道ですが
やはり騎士と騎士というのも良いものだ。
華崎騎士団
・春日井奏と天川しのぶ
勧誘する部長と奏の近さにあわあわするしのぶ
奏は無頓着だけど、部長って絶対に今まで何人か勘違いさせてきてるタイプ。
部長たちはミスドおごるなど物で釣ろうとしてたけど
奏は天然で勝利を捧げる女神が背中にいてくれると力になると発言。
押されて断れないのではなく、奏に言われたら承諾するしのぶチョロい。
このままなし崩しで部員ゲットだぜ。
・源流子と平あずみ
よその女といちゃいちゃしてる流子を引き離すあずみ。
この手慣れてさ、あずみさん絶対日常的に流子とヤってるでしょ。
部長ってヘヴィファイトであずみに勝てても、ベッドの上じゃ勝てないタイプ。
俺にはわかる。
アグリッピナ騎士団
・エミリア・エルスネルと真行寺ウメ
日本最強の騎士エミリアと縦ロールですわのウメ。
マカロンとケーキで手懐けられているのではと思えるほど
目を輝かせて早く終わらせようと張り切ってたウメ。
セレクションの後であろうお茶会での幸せそうな顔を見ると
エミリアでなくとも、お茶とスイーツを用意したくなるかもしれません。
ウメにとってエミリアは「わたくしのエミリア」と言えるほどの仲。
実力はともかく、立場的には対等ではありそうです。
閃光騎士団(オルドル・デ・レクレール)
・武田 磨姫(たけだ まき)と稲穂 琥珀(いなほ こはく)
レディ・エクレールとレディ・ルマンドの騎士名を持つ2人。
先輩後輩というよりは、お姉さまと妹という感じ。
ブルボン最強(自称)の琥珀は奏相手に超かませでしたが
ゆくゆくは真のエースに育つ予定と、武田団長は優しく見守っている模様。
ボロボロ泣いてる琥珀憎めない…これをバネに強くなるんだ！
しかし雷槍エクレールはともかくとして
ブルボン大附属町田高校で騎士名ルーベラ、アルフォート、ルマンド、シルベーヌ。
完全にみんなが大好きなブルボンのお菓子と脳内で関連付けをしてしまう。
華崎やアグリッピナよりレギュラーメンバーが紹介されてるブルボン。
一族…円卓とは…
正直、このような競技が実在していたとは知らなかった。
1巻はヘヴィファイトの認知とキャラクター紹介
これから始まる日本一から世界一への第一歩という感じでしょうか。
痴漢のオッサンを殴打する所から始まった騎士物語ですが
部活が始まると女の子だらけの青春です。
しのぶもいつの日か、騎士道を通じて成長した時には
痴漢をキッチリ社会的に抹殺できる強さを得る事でしょう。
やられっぱなしは社会のゴミを調子に乗らせるだけだから、がんばって強くなるんだぞ。
円卓の裏切り騎士クレストレス。
美しくも汚れた戦鬼の一族とは…？
本作は学生が騎士道競技をやるだけではなく
漫画ならではの設定を盛り込んで、登場人物の気になる背景もメインとなる。
戦いはスピード感あって迫力を感じますし
甲冑姿の美少女たちはカッコイイし続きがとても気になります。
百合厨としては美少女同士のきゃっきゃうふふや
全国、世界の騎士たちも百合だと思うと楽しみ。
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それにしても騎士のヘルムを見ていると、懐かしのバケツテンプレを思い出す…
古き良き時代。
