あの娘にキスと白百合を ドラマCD3 ディアマイガーデンの感想。

百合

あのキスドラマCDもめでたく3つ目です。
次の最終巻である4巻は今までと違いamazon等ショップでも発売するとか。
やはり一番の主役級である2人の話は手に取れる機会を増やすわけですな。
1~4までの話は細々と繋がってるから全部揃えるのが理想だけど
単体でも十分な破壊力があるから大丈夫なのかな?
4から入って1~3聴きたいという声が多かったら再販の可能性も出るかもですね。

スポンサーリンク

ドラマCD1巻の感想ドラマCD2巻の感想ドラマCD4巻の感想。こちらになります。
さて、ドラマCD3のディアマイガーデンですが
大まかなあらすじとしては

雪奈は「清蘭クラブフェスティバル」で「乙女のためのバラ園カフェ」イベントを発案するが
新部長となったゆりねにあっさりと却下されてしまう。
雪奈への罪滅ぼしの為に、バラ園カフェをやらせてあげたい……そう思った十和子が取った、秘策とは!?

という感じです。
高等部最後のフェスでバラ園カフェをしたい先輩達と、面倒くさいから却下してる黒沢さん。
その状態からカフェをすることになるまでに至るお話です。

ぶっちゃけ雪奈と十和子の2人は漫画にて、かなりのトラブルを経験しておりますから
ドラマCD1,2の瑞希と萌や、千春と伊澄のようなすれ違いは発生しません。
もう漫画でお互いの信頼関係をきっちり結び直してますから。
ディアマイガーデンは言うなれば、十和子の感じている密かな罪悪感を解消するという位置づけかな。

3巻の白峰さんと黒沢さん

園芸部部長である黒沢さんは、もはやこのドラマCDのメインキャラの1人。
自分で天才と言うだけあって、花の世話もそつなくこなせるようになってる。

相変わらず白峰さんを園芸部員にお誘いする黒沢さん。
2人の愛の結晶としてバラを育てたいらしい。
相変わらず黒沢さんは直球だなぁ。

そんな黒沢さんの心を動かせるのは白峰さんしかいない。
ゆえに十和子が取った秘策というのは、もちろん白峰さん。
白峰さんは頼まれたら断れない的なお人好しだし
黒沢さんは白峰さんが絡むとチョロ沢さんになる。

先輩たちとの話し合いでは、ひたすらカフェ却下してた黒沢さんも
白峰さんから「黒沢さんと一緒にお茶してみたいな」って恥じらいながら言われるだけで
真っ赤になってやる気になる黒沢さん可愛い。

十和子の秘策とは、単に白峰さんにお願いするのではなく
一撃必殺のおねだりを実行させることであった―。
結局は園芸部の手伝いもすることになって、一番貧乏くじを引く白峰さん。
でも、バラ園のお茶会の魔法が白黒を包み込むから
貧乏くじでもないかな。きっと4巻で特大のアタリくじになってる。

漫画では一鉢だけだった白バラですが。
ドラマCDでは白バラだけの花壇を黒沢さんは作っていました。
「これは白峰さんの為の花壇だから」
純粋な気持ちが溢れてるから黒沢さんはサラッと言える。
憎からず思っている相手からこう言われたら、白峰さんがドキドキするのは当然。

漫画3巻では、雪奈が黒沢さんの為に白バラを用意した時
十和子は赤いバラに白いバラが混じるのを快く思ってなかったけれど
黒沢さんは白バラだけの一角を作った時に、赤バラと混じらないようにしたもよう。

白バラの特等席は白峰さんに、赤バラの特等席は先輩方に。
園芸部の後輩として黒沢さん思いやりを感じる。
白峰さんと関わったことで黒沢さん成長してるなーとしみじみ。
相変わらず園芸部部員は白峰さんだけで良いと思ってるみたいだけど(笑

雪奈と十和子

黒沢さんがバラ園カフェを了承してからが2人の時間。
出会った頃からの思い出を振り返ります。
幼少時の仲良くなってからのちょっとした仲違い
雪奈から十和子への仲直りのお茶会への招待状。

十和子はバラ園カフェで、また仲直りのお茶会をしようと言いますが
雪奈はこの間の件に関しては既にわだかまりはないから
新たなる信頼と友情の証に仕切り直しの楽しいお茶会をしようと言います。
そしてお茶会のお菓子は2人で一緒に作ろうと盛り上がり…

十和子「私、雪奈と一緒に幸せになりたい。雪奈は?」
雪奈「もちろん私だってそうなりたいさ」
だったら…と言って十和子からいきなりのキス。

バラ園でキスしたカップルは幸せになるという伝説。
それを体現するのは、やはりバラ園を作り上げた2人組がふさわしい。

百合ップルたちが人目を忍んでキスをしにくる超絶スポット
恋の聖地誕生。
やばい、清蘭学園のバラ園はこの世で指折りのパワースポットになるぞ…

雪奈と十和子の関係に関しては、漫画の時点でほぼ完成されてますから
本当にCDは雪奈の言う通り、仕切り直しの新たなる信頼と友情の証みたいな感じ。

漫画の方で忠誠を誓うような靴キスからの口づけをしてるから
ドラマCDのキス自体はソフトな印象を受けます。しかし

雪 奈「十和子の好きなバラに囲まれて一緒にお茶を飲む」

雪 奈「このバラ園がここまでこれたのも十和子がいてくれたおかげだ」

十和子「雪奈…私だって初めて会ったあの日から、一日も雪奈のことを考えなかったことはないよ」

雪 奈「十和子」

十和子「雪奈」

というやり取りをするあたり
この2人は普段から盛り上がったらキスしててもおかしくない予感はたっぷり。

ブックレット描き下ろし

小6の十和子は雪奈からワンピースのお下がりを貰う。
でもお母さんから返してくるように言われてしまう。
お金持ちの雪奈のワンピースは、十和子の上下10セット買えそうな値段だとか。

返しに行ったところで、雪奈から制服の採寸に一緒に連れて行かれ
中等部の制服を2人で合せることに。
おそろいだね「おそろいだね…!!」
何よりお揃いが嬉しそうな十和子。
「来年からはずっとおそろいだ」と雪奈は言う。
「早く春にならないかな…」

という内容です。
これ普通に昔話として読んでしまいましたが
改めて漫画を見てから見ると、なるほどと思いました。

中等部に上がる前の十和子は、雪奈とお揃いの制服に春を待ち遠しかった。
しかし高等部3年となり、卒業すればもうお揃いの制服は着られなくなる。
十和子にとって次の春は待ち遠しいものではなかったはず。

何も混じらない今が一番美しい
変わらない確かなものが欲しい
宝箱に鍵をかけるように、アルバムをそっと閉じるように
不安を捨てて眠りたい

だからこそ2人で作り上げたバラ園を永遠の思い出としてアルバムに閉じるように
二人っきりの園芸部として終わらせようとした。
お揃いの制服が着れなくなるように、雪奈と一緒がいつまで続くのだろうという不安
まだ大学までは一緒の道を歩めるかもしれないけど
じゃあその先は?みたいに考えてしまうお年頃。
それ故の行動だったのではないかと。

ある意味でディアマイガーデンのブックレット漫画は
本編のトラブルに繋がる導入でないかと思うのです。
待ち遠しかった春と、待ち遠しくない春から生まれた不安みたいな。
う~ん、深い。と勝手に思いました。

そんなあの娘にキスと白百合をドラマCDも次で最終巻!
買うのはもちろん初回限定版。
なぜなら、あの娘にキスと白百合をは特別な存在だからです。

[amazonjs asin=”B01ANBJ97A” locale=”JP” title=”あの娘にキスと白百合を ドラマCD 初回限定版”]

あのキスドラマCD1巻の感想。

あのキスドラマCD2巻の感想。

あのキスドラマCD4巻の感想。

タイトルとURLをコピーしました