倉田嘘先生による百合姫の問題作(？)
あの伝説の異端児、百合男子が第二章に突入です。
色々と賛否両論あった百合男子ではありますが
百合が好きな男子をテーマとした漫画は
まさに今の時代ならでは、という感じではありますよね。
全国の百合男子は悩みを抱えている…！？
百合的に危険な領域に踏み込んだテーマ。
我らが百合ーダーは相変わらずですが
彼を取り巻く環境には少しした変化があった。
北海道から東京の学校にやってきた武蔵野。
百合ーダーに恋する松岡の妹。
一方で百合ーダーは百合ップルを見て妄想することしか頭にない。
百合に目覚める百合ーダーの妹。
松岡姉とは百合の師妹であるスールとなる。
そして誤って百合男子である事を妹に自爆する百合ーダー。
百合ーダーの妹と松岡姉の関係は
一見すると妹が懐いてるだけと兄はとらえるが
百合ーダーが妹相手に、不覚にも百合萌えしてしまうほどの将来性を秘めている。
これから先が楽しみです。
そして他は今作のテーマの一部でもあろう
百合男子と恋という感じですかな。
恋を向ける百合男子(武蔵野)と、恋を向けられる百合男子(百合ーダー)
どっちも好意を向けられる側が
百合ーファーストすぎて相手の気持ちに気付いてない。
そして松岡妹は藤ヶ谷のスールとして妹になったものの
内心では百合ーダーを妙な集まりから抜けさせるつもりな模様。
百合ーダーや友、姉が百合好きなのは藤ヶ谷のせいだと思っているようです。
はてさて、この組み合わせもどうなることやら。
注目すべき関係の1つですね。
第一章から変わらぬモノもある。
第一章の段階で、割と重ためなガチ百合女子という事は読者にバレバレな宮鳥。
はたして彼女は沙織を死守することができるのか！？
俺たちは宮鳥を応援しているぞ！
そんな2人に萌える百合ーダーも健在。
彼はマイフェイバリットカップリングの宮藤を、あらゆる障害から守れるのか！？
俺の嫁なんていねぇ！が生まれた経緯。
どうやら「俺の嫁なんていねぇ！」は読者さんから届いたという
一通のメールから始まったらしい・・・
メールの内容は、とある百合男子さんが百合好きが高じて知り合った百合女子さんに
恋をしてしまってどうしたら良いのか悩んでるとのこと。
ふむー、これは真剣なお悩みですな。
これに対する答えを探すのが「俺の嫁なんていねぇ！」という事になれば
この作品には、とてつもないメッセージ性が込められているということに！？
深い・・・深すぎるテーマだ。
百合男子として、もしもその百合女子が百合ップルなのであれば
身を引くべきかどうか悩みどころかもしれませんが
まぁ、現実問題として百合女子だからといって
恋愛対象が女性とは限らないわけだから
その辺から確かめてみればいいのではないでしょうかね。
作中においては武蔵野くんが
百合ップルに恋する男子的なポジションになってるので
俺の嫁なんていねぇ！においてこの問題はどうなるか
百合の迷路、行き止まりと言われる百合道・・・
はたして百合ーダーは一体どんな答えを示すのであろうか。
第二章が生まれた背景を知れば、今後がより気になる作品なのは間違いありません。
俺たちの百合ーダーの明日はどっちだ！？
百合姫においては異例の異端児かもしれませんが
百合男子界において百合ーダーは麒麟児なのです。
「惚れず！求めず！踏み込まず！！」
自分的には好きですねコレ。まるで武士道のような心意気を感じる。
何より自分は求められる事がないので、安心してこの言葉を掲げられますぜ！
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