『現代魔女の就職事情』空飛ぶとか航空法違反でマジ危ないし！

母親と約束した一年間の修行をこなせば自由になれる。
自由になって普通の女子高生になりたい魔女、玉城禰子(たましろねこ)
そんな彼女が見知らぬ街で仕事探しに大奮闘する青春マジカルストーリー。
これはワクワクもんだぁ～

魔女という存在は知られてるけど
胡散臭い、呪い、コワイという歓迎されてないイメージがある世界。
東京には帰りたがってるから都会では違うのだろうか？
もしくは単純に魔女としての風習を継いでるだけで
両親も都会では普通に生活してるとか？
その辺のことは追々明らかになっていくかもしれませんが
とにかく可愛い魔女漫画ですぞ。

現代における魔女
パイロットを夢見る少女、中嶋菊花。
魔女のライバル巫女-Miko-
百合漫画だと1ページ目でわかる
1. 関連

現代における魔女

基本は魔女の宅急便のオマージュ作品。
設定は魔女の宅急便より更に現代って感じですね。
何より禰子も幼い頃DVDで観ていたほど。
ジブリがこの世界の魔女に新たなる風習を与えてしまったのかもしれない…

魔女の力はたくさんの人を救う。
だから人の役に立てる立派な魔女にと使い魔に聞かされてきた禰子。
でも現代社会において簡単な占いができようが
薬草の調合ができようが15歳の少女がそれで仕事に就くのは難しかった。
薬局…薬局さえ無ければ魔女の秘薬が売れるのに。一度は憧れるお仕事…魔女の宅急便。
しかし空を飛んでも重い物は運べないから、トラックの運ちゃんに負けちゃう。
オマケに箒に乗った魔女は航空機扱いになり自由に飛べないという！
一番商売ができそうな要素に制限が付いてます。
空飛ぶとかマジ危ないし仕方ないね。

それにしても、15歳の女の子を修行に放り出せるくらいだから
この世界は平和に違いありません。
極悪人なんてきっといないに違いない。

パイロットを夢見る少女、中嶋菊花。

財布を落として途方に暮れていた禰子に対して
好意的に接してくれた中嶋菊花(なかじまきっか)

「まずオムライス食べな」とばかりに
実家であるカフェのオムライスをご馳走し
今日くらい泊まっていってよと寝床を提供。
文字通り店の床に寝袋で寝る。
菊花やじいちゃんは好意的だけど、母親はあんまり良く思ってない感。

菊花が禰子に好意的なのは性格もありますが
何より空を飛べるというのが、接触にあたっての一番の理由かもしれない。

菊花の夢はパイロット。
身長も基準値に満たない、勉強もできない。
父親が訓練中の事故で亡くなっているので母親にも猛反対されている。
そんな前途多難な飛行機乗りになりたいという夢を諦める為に
「魔法で私を空に連れて行って欲しい」というお願いをされた禰子。禰子は一宿一飯の恩義で箒に乗せたわけじゃない。
もちろん、菊花に夢を諦めて欲しいから乗せたわけでもない。
勝手に飛ばしてはいけない箒に乗せたのも、禰子なりの理由があります。

このままどこか遠くに飛んでみたいと言う菊花に対して
それはダメだよという禰子。
何の役にも立たない魔女の私より、夢を持っている菊花のがすごい。
菊花は夢を追うべきなんだ！と語る。
飛びたい！そう夜空に夢を宣言する菊花。
魔女の力が人の役に立った。
そして菊花の言葉に、禰子も救われたことでしょう。
街では魔女に対して好意的な反応が無くて
先行き不安な15歳の少女も辛くないわけが無かったに違いない。

魔女のライバル巫女-Miko-

この辺の大地主という神社の娘で菊花の幼馴染みである弥生(やよい)
今後、禰子の住む場所を紹介してもらいに行きます。
弥生は…ツンデレですね。えぇ、典型的なツンデレです。
猫探しを経て、弥生に紹介してもらえたアパートには弥生も住んでおり
一つ屋根の下だけあって弥生との絡みは必然！？
共同のお風呂場で二度も弥生の着替えに遭遇するシーンも有。

何だかんだで、足にしがみつく禰子にご飯を作ってあげる弥生。
しか～し、厳しいお言葉も一緒に頂戴する事になった禰子。「魔女じゃなくてまるでニートね」
全国のニートには耳が痛い会話。
これはニートが読むべき漫画かもしれない（何
今すぐ仕事を見つけてくるから、今に見てなさいよ！と家を飛び出す禰子。
お説教されたり、ご飯食べさせてもらったり…弥生お母さんだな。