実の妹でも、義理の妹であっても
妹とは良いものですね。
姉妹(スール)と言えば、あの言葉が思い浮かびます。
「包み込んで守るのは姉、妹は支え」
こんなカッコイイこと言ってる姉妹を死ぬまでに見てみたい。
妹ができました。
父母の再婚により、義理の姉妹になった２人の物語。
新しくできた妹が人見知りチックなので、２人が打ち解けるまでが描かれます。
しかし、そうすんなり仲良くとはいかず…
仲良くなろうとコミュニケーションをがんばるお姉ちゃん。
しかし、セーラー服を触らせてもらった時に不運の接触事故が発生。
なんと前お母さんとの写真が入った写真立てを割ってしまった。
これは妹のタイプにもよりますが
好感度マイナス発進になるイベントなのは間違いない。
しかし、妹さんは根に持つタイプでもないようで良い子。
単純に感情表現と、それを言葉にするのが苦手なだけのようであります。
お姉ちゃんができて嬉しいと思っていたと、最後には告白してくれます。
嫌われていないことに安堵するお姉ちゃん。
蓉子様のような完璧なお姉様でなくとも
天真爛漫な姉だからこそ、包み込める形もあるはずなのです。
姉ができました。
妹ができましたとは、逆に考えると姉ができたということである。
そんな妹視点である「姉ができました。」が書き下ろしで収録されています。
我々の姉妹百合をもっと見たいという、心の声に応えてくれたのかっ！？
姉の明るさが、感情表現が下手な妹を包み込んでるんや…
両親が出かけた日に、ハムカツを夕食に作ることになった2人。
「案外おっちょこちょいだから、私がしっかり見ててあげなくちゃ」と
料理時に妹ちゃんが思うのも、ある意味で支えであると言えましょう。
最早おっちょこちょいとか
明るいとか言う次元なのか、謎であるハムカツマン(姉)。
なんかフラグが立ったァァーーー！
ハムカツマンでキュンってなるなんて
立派なシスコンに成長してるというか、恋は盲目というか。
これから姉妹が距離をどう縮めていくのか気になります。
バレンタインにお姉ちゃんのためにチョコを作る妹とか
お姉ちゃんが好きなのって告白イベントとか
一緒にお風呂やキスシーンとかアレコレと妄想が膨らみます。
お互い「名前＋ちゃん」呼びだから
妹のお姉ちゃん呼びイベントも外せない要素ですな！
他にもステキな話がいっぱい
本作「妹ができました。」に姉妹が出てくるのは、意外にも表題作だけです。
しかし、それ以外にもステキな百合がたくさん収録されています。
中高くらいの学生の話、大学生百合や社会人百合と豊富。
その中でも特に大学生百合の「私が好きなあの子のこと」がお気に入り。
親友の事を好きな女の子が、付き合ってる彼女を紹介する形で
「女の人が好き」と親友に伝えるお話。
実はこの紹介する彼女は、とある理由から理解ある先輩に
彼女役をお願いしているウソの彼女なのです。
本当は初めから両思いだった親友を、ヤキモキさせてしまったせいか
ラストのキスシーンでは2ページ半もキスしています。
ノンケだと思われてた方が積極的で嫉妬深いというのは、やはり最高ですね。
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