時間を取りすぎる3つのおしゃぶり。

本を読もう。読みたい。と思っても
「ちょっとゲームしよ」と思ったが最後
そのまま寝るまでゲームをしてしまう事がよくあります。
読んでいない本は新たに購入して更に増えていくばかり。
今回はそんな時間を取りすぎる、3つのおしゃぶりについて考えたいと思います。

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時間を取りすぎるガラスのおしゃぶり

スティーブン・キングはテレビについて、このように話しています。

「本を読むには時間がいる。ガラスのおしゃぶりは時間を取りすぎる。
束の間のテレビ飢餓から抜け出すと、読書の歓びを実感するようになる。
際限もなくしゃべりまくる四角い箱の電源を切れば
人生は充実し、同時に、文章の質も高まることは請け合いである」

スティーブン・キング著『小説作法』p.170

テレビをガラスのおしゃぶりと表現しているのがユニーク。
まさしく、その通りだと思います。
本を読むには時間がいります。漫画なら数十分もあれば1冊読めるものですが
文章となると、数十分でも数十ページしか進みません。
そしてガラスのおしゃぶり…ゲームもガラスのおしゃぶりと言えましょう。
ちょっとだけのつもりが、寝るまでやってしまうとか。
ガラスのおしゃぶり恐るべし。

2つ目のおしゃぶり

1つ目のおしゃぶりはスティーブン・キングの言うようにテレビでした。
しかし、この現代社会にはテレビ以外にもガラスのおしゃぶりが存在しますよね。
いや、むしろテレビ以上に強力なおしゃぶりと言ってもいいかもしれない。
それはずばり、パソコンです。
様々な用途に使われるパソコン。インターネットはもちろんのこと
ネトゲは時に社会からの離脱者を作ってしまうほど。
自分も、ここ数年はネトゲに時間を費やしています。
最終的には惰性で課金が切れるまで、ログインだけしていたネトゲもあります。
これも、おしゃぶりをしゃぶってる状態ですよね。

3つ目のおしゃぶり

2つ目がパソコンならば、3つ目はもうアレしかないですよね。
そう、スマホです。
むしろ昨今ではパソコン以上に多いであろう3つ目のおしゃぶり。
電車に乗っていても、ご飯時でも、寝る前でも、果ては歩いていても
人々はスマホというおしゃぶりを手放すことはないとか。
さすがに歩きながらは危ないから辞めた方がいいとは思う…

スマホのすごいところは、パソコンを使わなかった人でも使っているという所。
私の兄弟はパソコンを与えても使う事はありませんでしたが
今はスマホをよく触っています。見てみるといつもゲームをしている。
自分は時代を逆行しすぎている遅れ人なので、よくわかりませんが
今やメールよりLINEでのやりとりの方が当たり前のようです。
時代の流れって面白いですね。

時代と共に増えていくおしゃぶり

3つのおしゃぶり、どのおしゃぶりもしゃぶらないという方は
ほとんどいない気がします。
これからも時代と共に、新しいおしゃぶりが増えていくかもしれません。
もちろん、有効活用できるツールではあるとは思いますが
私という意思の弱い人間は、優れたツールでもおしゃぶりとして利用してしまい
本を読む時間が得られないという事に…
でもゲームもしたいし、本も読みたい。
まったくもって、時間の使い方とは難しいものです。

自分にとって最強のおしゃぶり

テレビも見ません、パソコンも触りません、スマホも持ちません。
さぁ、本を読もう!
となった所でも安心してはいけません。
なぜなら、自分はこの最強のおしゃぶりに何度も打ち負かされているのです。
最強のおしゃぶり、それは枕&布団コンビ。
自分は本を読む時は、布団の上で読むのですが
もうコレは最強タッグだと思います。
寝る気がなくても寝てしまう。

疲れた身体を癒やす布団の心地よさ、頭からストレスを吸い取る枕…
もうこうなってしまうと負け確定です。
本を読むのが一区切りついたところで、本を置きます。
それ以降の記憶は次の朝までありません。
文明の利器を排除しても、抗えない強敵。
いずれ時間ができたら部屋の模様替えをして、布団の配置をかえたいと思います。

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