『オリーブ! Believe,”Olive”?』愛とは信頼。愛することはほとんど信じることである。
2021/07/10
本作は手品部に所属する生徒達のお話です。
オリーブ!というタイトルは、あの有名なオリーブの首飾りという曲からきてます
日本ではマジシャンの曲として馴染み深い。
この曲はプロマジシャンが使い出してから
次第に宴会を始め、舞台やミュージカルでマジシャンを演出する曲になってきたとか。
そうした背景を考えると、魔法と手品…しっかりした設定がありながら
楽しさを提供してくれるオリーブ!には合ったタイトルと思います。
手品部とは仮の姿。
オリーブの先輩たちは魔法界からやってきた魔法使い。
オリーブという手品部は人間界で暮らしたい子が
魔法使いだとバレないように魔法を使う訓練をする所らしい。
学校では校長を含めた先生3人と先輩たち生徒3人が魔法界出身。
バレないように訓練してるのは、過去に魔女狩りの歴史でもあったのだろうか。
とはいえ子供だからか、先輩たちは結界を張って魔法使いまくってるイメージ。
魔法の存在を信じない少女。
ここでオリーブに入部希望者が現れます。
手品のタネが気になるというスズちゃん
彼女は全部手品だと思っているので
魔法を見ても先輩の手品は凄いとしか思いません。
そんな彼女が魔法を信じないのに実は理由があって…な感じです。
最近この+αの世界観を持つ作品をよく買ってる気がします。
萌え4コマのネクストステージ。
みんなスズちゃんが大好き。
主人公のスズちゃんは素直な良い娘なので
もうみんなに好かれています。
むしろ無自覚に落としてる気がする。
「サキの声、綺麗だからすぐわかる」からの褒め倒し。
幼馴染みを赤面させるやり手。
学校行事の合宿で二泊三日は先輩たちと会えないということで
素直に自分の気持ちを伝えてきゅーんとさせる。
顧問の先生は幼少期にフラグを立てていました。
人を魅了するに小細工なんかいらない
素直な可愛さが一番大事なんだと感じます。
スズちゃんは淡白そうにも感じるけど淡白でない。
後輩キャラだけど、キャピキャピの後輩でもない。
感情の起伏は激しくなさそうではあるけど
喜びや驚きは素直に表してる。
何て言い表していいかわからないけど
とても素直で良い娘だと言うのは間違いないですね。
仲良しさがエクストラ・ヴァージン・オイル。
みんなスズちゃん大好きなのですが
元々仲良し魔法使いの3人組の関係も微笑ましい。
おでこをこつっと熱を測ってからのおふざけする
あおばとコニー
朝から布団に潜り込む、あおばとちえ
あおばは料理が得意なので、勉強で食事を疎かにしがちなちえに
朝食を作ったりする一面も。
魔法世界の少女達の日常なら、あおばが主人公なのは間違いない。
先輩たちのキャラは個性的すぎるほど個性が爆発してる感はないけれど
テンプレすぎるほどテンプレという感じはしません。
スズちゃんと同じで何と言い表していいか分かりませんが
スッっと入ってくる感じです。スッっと。
これが魔法か。
スズとコニー
みんなスズちゃんのこと好きなのですが
中でもコニーが頭一つ飛び抜けてスズちゃんを好きな感じです。
やはり一番最初に温泉で洗いっこして距離を縮めただけあるっ…
あおばとふざけてるコニーもスズちゃんの前では乙女感↑
もはや妹ができたと思ってる以上やないですかコニーさん。
スズちゃん愛が溢れまくりなコニー。
何気にコニーはプール回でもスズ妹と接点が多かった
やったね、妹がもう1人増えるよ!(何
着実に信頼関係を深めていこう。
愛はスズちゃんに魔法を信じさせる事ができるのか!?
1巻では世界観、キャラクター、到達点がハッキリしました。
4コマ120ページによくこれだけ詰め込めることができたなーと思います。
それだけ文月ふうろ先生が上手く作品の世界を纏めているということ。
このまま時間をかけてゆっくりと
スズちゃんとの信頼関係を築くオリーブを見ていたい。
これからも楽しみな漫画ができました。
まちカドまぞくとかもそうですが
こうした+αのエッセンスを織り交ぜた独特の面白さの
個性的な非日常の日常がめちゃ好きですね、ハイ。
別に魔法とか魔族というファンタジーすぎる要素でなくとも、終活女子高生みたいに+αな視点や
キスで入れ替わるすわっぷ⇔すわっぷの+αなスキル設定など
最近買ったラインナップを見て多様化してきてるなと思いました。
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